くっきー ページ1
＊
さくりと音がなる。
それと同時に隣に座る君の表情が柔らかく崩れて、ほっぺたを手で支えた。
そしてアメジスト色の瞳をぱっちりと開いて私を見つめた。
＿＿なんだかいつもより幼げで可愛い
クスリと笑みが零れた。
「 ふふ、司くんは美味しそうに食べるよね。なんだか嬉しいよ 」
「 お姉さまのお菓子はどれもdeliciousですから!!自然とですね... 」
困ったように微笑んだ。
次々と彼の唇から褒め言葉、という名の角砂糖が出てきてなんだか照れてしまう。
すると彼の唇の端に、あるものを見つけてしまい内心可愛いな、って思いながらハンカチをポケットから出した。
「 司くん 」
「 どうかなさいましたか？ 」
「 ここ、付いてるよ 」
そっと、彼と距離を縮める。
自分でもね、どきりとしたわ。
そして、彼の唇の端についたクッキーの欠片をハンカチでそっと取る。
「 わ、私とした事が...!!申し訳ございません!! 」
「 いいの、いいの、気にしないで 」
これが私の特権だから
さくさくクッキー
＊
続く
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音咲 椿 - うおおおおおおおーーー司君可愛すぎですよ!こーしん頑張って下さい楽しみにしていますウゥ (2017年6月20日 14時) (
レス) id: 1947566653 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏目さくら | 作成日時：2017年6月19日 17時
