お嬢様はクラシカロイドに恋をしました 2

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貴方side

プラネタリウムの中に入ってみると、天井

には夜空の星が満点にひろがっていた





しし座、水瓶座はもちろん


オリオン座、トビウオ座、クジラ座


といったあまり聞いたことの無い星座もあって



勉強にもなったし、何より


貴『綺麗…』

私だってこんな美しいところ初めて来て


驚くわけがなく


隣をチラッと覗いてみる


シューさんは私の視線に気づいたのか


彼も私の方を見た



シュ「綺麗ですね」


口パクでそう言っていた


その微笑みが星より綺麗だった


私は笑顔で頷いて、また星を見た


隣に座るシューさんは私の手をそっと握ってくれた


…てこれよく見る少女漫画みたい…恥ずかしい///



私はその時、恥ずかしさのあまりシューさんの顔をまともに見れなかった







プラネタリウムを出て、しばらくすると1本の電話が


貴『もしもし…松阪さん？』



松「すみません、お嬢様。奥様が明日、大事な話があるので家に戻ってくるよう仰っていました」


話ってなんだろう…そう思いながら電話を切った

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