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第12話 ページ20

第12話

「……主,先程薬研から連絡が来たが今回狙われているのは降谷零とのことらしい」

やっぱり零くんか……

「でもあの絶対死なないマンみたいな零くんどうやって誘導させるつもりなのか…」

「なぁ主。あの青年過去になにか起こってないか?」

……正直心当たりが多すぎて……

基本零くんは過去に何かしら「しか」起こっていない

いつの年代かで何が起きたかも変わるし

ていうか大体いつの時代でも何かしらが起きてる……


つまり

「…零くん相当やばいかも」

「主がそういうならよっぽどだな」

「でも零くんゴリラだしメンタルも鋼だしそう簡単には……」

「…?どうしたんだ主」

1人,いや1人でもないや。

4人,いや6人ぐらい?
彼らが関わるのであれば彼の心も揺らいでしまうかもしれない

…でも絶対に防がなきゃいけない

私も彼らには死んで欲しくなかった

でも もしあの人たちが生き返ってしまったら歴史に関わってくる

きっと何かが変わってしまう

「鶴丸,三日月。歴史ってのは酷なもんだよねぇ…」

「そうだな」

「でも私は…私達は守らなきゃいけない」

皮肉なものだ

生きて欲しい人を生き返らせられるかもしれないのに
見殺しにしないといけないだなんて

それでも歴史は変わっちゃいけない
たとえ変えたら

幸せな未来になるとしても

第13話→←「本丸」2



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作者名:ヨシナ-yoshina- | 作成日時:2018年7月7日 20時

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