47.sk ページ47
完全に部屋を出るタイミングを失った俺っち、ベッドの下に隠れて二人の様子をガン見している最中でありまぁす！！
ベッドに座っている亮子ちゃんの表情は見えないけれど、二人共すごく真剣に話をしているように感じる。
蓮くんがこの上なく不安そうで、思わず助けてあげたくなるけど....
でも、ここは我慢しなきゃ。
蓮くんが大人の階段を登っているんだから、サクマは見守り隊に徹するべきよね。
「何それ....こ、恋人とか....そういうの、実の姉に向けた言葉じゃないだろ....！！」
「姉ちゃんが受け入れてくれるまで何度でも言い続けるよ、俺は。俺の恋人になって欲しい。」
「いや、だから....っ」
「手も繋ぎたいし、キスもしたいし....その先のこともちゃんと考えてる。俺は姉ちゃんが居ればそれでいい。姉ちゃんのことを幸せにしたい。一緒に幸せになりたい。」
「....蓮、いい加減にして。」
「いい加減も悪い加減もわかんねぇよ、俺バカだから。でもバカなりにちゃんと考えたんだよ、これでも。その上で、俺はやっぱり姉ちゃんのことを愛してる。」
「ラウ子には俺のこと諦めろって言ったくせに、自分は諦める気皆無じゃねぇか。」
「ラウ子にはもうチャンス無いから。俺が姉ちゃん以外の人と....なんて想像できないから。だけど俺にはまだチャンスが残ってる。失恋したところにつけ込むなんて卑怯な真似はしないけど、それでも姉ちゃんのこと堕とすまで絶対諦めない。アタックし続ける。」
「中坊が禁断の恋愛とか....さすが令和だな。」
「そんなんじゃねぇよ。俺は単純に姉ちゃんのことが好きなんだ。もしも姉ちゃんが俺の姉ちゃんじゃなくても、俺は絶対に姉ちゃんに恋してた。賭けてもいい。」
「いいからもう私のことは忘れてよ。私もさっさと次の恋見つけるからさ。」
「それ、俺じゃだめ？俺、姉ちゃんの為だったら全力でいい男になる努力するよ。櫻井翔様よりかっこよくなるし、樹さんって人よりも優しくなるよ。それでもだめ？」
「だめ。」
「それは....俺が弟だから？」
「そう、蓮が私の弟だからだめ。」
「なんでだよ....っ」
「お父さん達のこと、悲しませたくないから。孫の顔見せてあげたいし。」
「なんで恋愛するのに親に気遣わなきゃいけないわけ？そんなもん自由でいいじゃん。」
....あ、蓮くん。
それはちょっと地雷かな。
亮子ちゃんが一番触れて欲しくない部分よ、そこは。
サクマ、嫌な予感がするであります。
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まなお(プロフ) - れいんさん» ありがとうございます！私も読ませて頂こうと思います。素能家、いいですよね！教えていただきありがとうございました！ (2020年6月4日 13時) (
レス) id: aed59bcb78 (このIDを非表示/違反報告)
れいん - 作品名は「家族ですの。」、作者様は「ミントアップルティー」さんです。 (2020年6月4日 11時) (レス) id: ae247e4732 (このIDを非表示/違反報告)
まなお(プロフ) - れいんさん» 私も読んでみたいので、よろしければ作品タイトルや作者様のお名前を教えて頂けませんか？ (2020年6月3日 22時) (レス) id: aed59bcb78 (このIDを非表示/違反報告)
まなお(プロフ) - れいんさん» そうなんですね、ご報告ありがとうございます！私と同じような趣味の方がいらっしゃるということですね、仲間が増えたみたいで嬉しいです！！仮に真似だとしても、こんな駄作を参考にしていただけたということで、認められたみたいで幸せです！ (2020年6月3日 22時) (レス) id: aed59bcb78 (このIDを非表示/違反報告)
れいん - 私はmmabの小説を読み漁っているのですが、このお話によく似た作品を見つけました。類似している作品の方が後に作成されていたので、真似ていたとしたらもう一つの方かなと思います。作者様があまり気にしていないなら大丈夫なのですが…一応報告させていただきました。 (2020年6月3日 20時) (レス) id: ae247e4732 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まなお
| 作成日時：2020年1月18日 1時
