13.sk ページ13
「ねぇサクマぁ....どうしよう....」
「どうしようも何も、誘っちゃったんだからデートするしかないワンッ」
蓮くんと亮子ちゃんが....主に亮子ちゃんがDVDを見ながらずーーーーーっと喋っていたから、サクマ寝付けなかったであります。
まったく、人間の何倍耳が利くと思ってるのさ。
うるさいったらありゃしないよね。
まぁいいけどー。
サクマは賑やかな方が好きなんだもんねー。
そしてなんとなく亮子ちゃんの部屋について来てみたら、これだ。
ベッドに座って悶々と悩んでいる。
恋だねぇ、乙女だねぇ。
可愛い可愛い、素直になれないところも可愛いねぇ。
「他人事みたいに....」
「他人事も何も、サクマはそもそも人間じゃないワン。」
「....あと、何度も言うけどデートじゃない。」
「今一瞬受け入れたワン、デート。」
「ああああ....どうしようどうしよう、助けて翔くん....っ」
「いやいや、実際に翔くんに助けられてみ？絶対田中くんそっちのけで翔くんに熱い眼差し送るワン。」
「それもそうなんだよなぁ....」
「....ここは否定するところだワン。」
亮子ちゃーん、サクマは眠いよぉ。
そろそろ寝ないと、亮子ちゃんも明日寝坊しちゃうよぉ。
「ねぇサクマ、私ってモテる要素ある？」
「全く見当たらないワン。男心としては、女の子の前ではかっこつけたいの。だけど亮子ちゃん、割と何でも完璧にこなすから『この子には俺なんか必要無いのかな....』って不安になるワン。ちょっとおバカだったり、可愛い失敗しちゃう子の方が『俺がそばにいてあげなきゃ！』って思うワン。」
「うーわ、男って馬鹿だねぇ。」
「犬の世界も人間の世界も大差無い、妹キャラはモテるワン。」
「妹キャラ....一番縁遠いわぁ....。」
「でもまぁ、亮子ちゃん可愛いことは可愛いんだから自信持つワンッ！亮子ちゃんの上目遣いに堕ちない男なんていないって蓮....あ、いや....あの、誰かが言ってたような気がする....ワン。」
「上目遣いねぇ....」
「と、とにかく！！もう電気消して寝ようよ、明日も早いワンッ！！」
「え....あぁ、そうだね。もう一時だね。」
「ったく、世話が焼けるワン。」
「サクマ、明日のおやつ抜く？」
「死ぬほど楽しい夜のひとときだったワンッ！！！」
「よし、いい子。」
「おやすみでありまぁす！！」
「ここで寝てもいいのに。」
「サクマ、今日は蓮くんの気分だワン。」
「ふーん....おやすみ。」
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まなお(プロフ) - れいんさん» ありがとうございます！私も読ませて頂こうと思います。素能家、いいですよね！教えていただきありがとうございました！ (2020年6月4日 13時) (
レス) id: aed59bcb78 (このIDを非表示/違反報告)
れいん - 作品名は「家族ですの。」、作者様は「ミントアップルティー」さんです。 (2020年6月4日 11時) (レス) id: ae247e4732 (このIDを非表示/違反報告)
まなお(プロフ) - れいんさん» 私も読んでみたいので、よろしければ作品タイトルや作者様のお名前を教えて頂けませんか？ (2020年6月3日 22時) (レス) id: aed59bcb78 (このIDを非表示/違反報告)
まなお(プロフ) - れいんさん» そうなんですね、ご報告ありがとうございます！私と同じような趣味の方がいらっしゃるということですね、仲間が増えたみたいで嬉しいです！！仮に真似だとしても、こんな駄作を参考にしていただけたということで、認められたみたいで幸せです！ (2020年6月3日 22時) (レス) id: aed59bcb78 (このIDを非表示/違反報告)
れいん - 私はmmabの小説を読み漁っているのですが、このお話によく似た作品を見つけました。類似している作品の方が後に作成されていたので、真似ていたとしたらもう一つの方かなと思います。作者様があまり気にしていないなら大丈夫なのですが…一応報告させていただきました。 (2020年6月3日 20時) (レス) id: ae247e4732 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まなお
| 作成日時：2020年1月18日 1時
