■ ページ13
「今日作ちゃんに会ったよ」
雄「あ、作ちゃん？」
優「誰、作ちゃん？」
雄「高校の友達。一個下だけど。この前勉強した時にいたよ？」
優「浮所に絡まれた記憶しかないんだけどっ」
雄「どこであったの？」
「凪。あの子、凪でバイトしてるんだね」
そういうと雄登はポカーンとして「あ、そうなんだ」ってぽろっと零した。
「知らなかった？」
雄「いや、本屋でバイトするってのは聞いてたけど・・・」
「凪だったんだー」って雄登は何回か頷いた。
雄「なんか話した？」
「いや？普通に、『雄登の友達だよね〜』って声掛けただけ」
雄「ふーん」
「この前も思ったけど、大人しい子だよね」
私がそういうと雄登はぐふって笑って口を押さえた。
雄「大人しい？(笑)」
「うん」
雄「ふふ、」
「なに(笑)」
作ちゃんは大人しくないから(笑)って困ったように眉毛を下げた雄登は「あいつは人見知りなだけで、本当はもっとガキだよ」って笑うから「そうなんだね」って頷く。
・・・想像つかないけどなあ。
って、思ってたんだけど。
作「〜♪」
「・・・」
作「ウッキー・・・！」
飛「作ちゃん、シーッ」
作「うきどころひだかっ！」
飛「今いいところだから、」
作「おれ、ホラー嫌いなんだけどっ」
雄「・・・作ちゃん、シーッ」
・・・本当だった。
落ち着いてて大人しいイメージなのに、さっきから一番動きがうるさくて思わず気になってしまって足を止めてリビングを覗き込んだ。
親が忙しかったのもあるし、私は塾に通ってばかりだったから家に帰ると雄登の友達がいるなんてことはしょっちゅうでいつもはさほど気にしないんだけど。
彼はうっちゃんと雄登に静かにするように言われ、大人しくコップに入った飲み物を飲もうと持ち上げたと思ったら急にそれを指差して「ソーダがうまそーだ！」なんていうから、私は「えっ？」と口を押さえた。
飛・雄「「・・・」」
「・・・？(笑)」
なにいまの、親父ギャグ・・・？
嘘でしょ、あのナリで？(笑)
うっちゃんと雄登に無視された彼は「オーゥイ！」って二人の肩を叩く。
飛「作ちゃん怖いなら、見なくていいから(笑)」
雄「うわ、くるよくるよ・・・！怖いのくる！、、怖いのくるよ！作ちゃん！！」
雄登はそんな彼を怖がらせるようにそう言って彼の肩を揺らすと、彼はすぐさま画面から顔を背けて「うわぁ〜」と顔を押さえた。
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ゆっきん☆(プロフ) - お話、ワクワク、ドキドキしながら、読ませてもらっています。続きが気になって途中で中断しなくちゃいけないときは早く続きが読みたくてソワソワしちゃいます。めちゃんこ、面白いです！！ (2021年10月10日 20時) (
レス) @page49 id: 6a5a4dc15b (このIDを非表示/違反報告)
しず(プロフ) - あらんですよね、？笑 (2019年5月24日 17時) (レス) id: 56d3701af2 (このIDを非表示/違反報告)
ポップコーン(プロフ) - 大好きすぎます！らぶはうすからずっと愛美さんの物語を読ませて頂いていますが、カラクリが見えていく感じも、心情が繊細に描かれている感じもすんごく好きです！楽しみにしています！！ (2018年11月18日 0時) (レス) id: af868719a5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき音 - 面白くて一気読みしてしまいました〜！作ちゃん沼に落ちてしまったお姉さん（笑）なので自分と重ねて見てしまいます…更新楽しみにしています！頑張ってください！ (2018年11月16日 18時) (レス) id: 2587946e14 (このIDを非表示/違反報告)
chii(プロフ) - 更新停止されちゃったのかと思って、1ヶ月前から毎日チェックしてました！！おひさしぶりです、！はやく続きよみたくてうずうずしてます〜 (2018年10月30日 20時) (レス) id: 130f1a370d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愛美
| 作成日時：2018年8月17日 0時
