関西弁お兄さん激おこ。 ページ6
ヤクザじゃないことに安心して、密かに「毒が入っているのでは」と疑っていたお茶に口をつけた。
ななもりさんはゆっくりと語ってくれた。
「俺、君のお父さんの元後輩でさ。
こないだ街でばったり再会した時にね、借金の保証人になってくれって言われちゃって。その時、Aちゃんの事も頼まれたんだよね。」
ななもりさんにぺらりと1枚の紙を見せられる。
《AAの親権を譲ります》
見間違えるわけない、癖のある父の字だった。きちんと拇印まで押してある。
唖然。言葉が出ない私にななもりさんは続ける。
「まあ、とりあえずAちゃんは今日からここに住んでもらいます!
決定事項だから!」
「いやそんな!申し訳ないです!」
「ほんならはよ出ていきーや?」
ドアの方から関西弁のイケボ。
振り向くと、長身のお兄さんが不機嫌そうに立っていた。
「ちょっとジェルくん!」
どうやらジェルさんと言うらしい。
「やってほんまのことですやん。
そいつはここに居たくなくて、俺はここに居てほしくないんですよ?
ていうかなーくんもなーくんですから!
捨て犬、捨て猫、挙句の果てには借金の保証人に女の子連れてくるとか!?お人好しにも程があります!!」
リビングが少々険悪なムードに包まれた。
これ、明らかに私のせいだよね?
申し訳ない気持ちになる。
そんな時。
しょげている私を見かねたピンクさんが、私の手を引いて2階へと連れていってくれた。
連れてこられたのは2階のとある部屋。
「ここ、今日からAちゃんの部屋ね。」
「え、いやっ…」
「だってここ出ても行くあてないでしょ?」
「う、」
「はーい入って入って〜〜」
私の部屋(?)のベットにピンクさんが座った。
ぐっと腕を引いて、私も隣に座らされる。
いや、強引すぎやしませんかね。
やっぱりごめんなさいって大事だよね。→←レンジ爆発ってなんすか。怖いっす。
740人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「すとぷり」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
(・ω・三・ω・)フンフン(プロフ) - あれ?終わっちゃった? (2020年2月29日 19時) (レス) id: 1eed865d70 (このIDを非表示/違反報告)
鈴 - これって完結しちゃったんですか? (2019年4月17日 18時) (レス) id: 68d4b88e6d (このIDを非表示/違反報告)
ちゃにぽん(プロフ) - あろんさん» 了解です!リクエストありがとうございます! (2019年3月12日 20時) (レス) id: ea06f6d734 (このIDを非表示/違反報告)
あろん - 面白いです!リク良いですか?ころんくんが、主にお酒飲ませて、2人でイチャイチャしてほしいです!! (2019年2月25日 11時) (レス) id: a27ddc237a (このIDを非表示/違反報告)
ちゃにぽん(プロフ) - いちさん» リクエストありがとうございます!書かせていただきます! (2019年1月29日 20時) (レス) id: ea06f6d734 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ちゃにぽん | 作成日時:2018年10月30日 16時