空気だと思ってください【すとぷり】

おはおは大騒ぎ ページ13

るぅとくんの声で目を覚ました。

「うっさ…なに…？」
耳元で聞こえるのは、だるそうなころんさんの声。


「なーくん、早く来て！！」
るぅとくんが大騒ぎするものだから、全員がころんさんの部屋に集合した。

「ころちゃんがAちゃんを襲ってます！！！」
「おいるぅと嘘つくなって…」
ころんさんが否定するも、誰も聞いていないっぽい。

「ころちゃんAちゃんに何してんの！？」
「ころちゃん、さすがに…」

「莉犬くんジェルくん違うから！」


「なにが,あったの…？」
「なーくん、これには深いわけがあるんです！」

「あぁ〜、Aちゃんまた敬語〜」
「さとみくん、そこ今突っ込まなくても良くない！？」


「はいは〜い、僕着替えるんででてってくださぁい
事情はちゃんと説明するんで！」
ころんさんがあっという間にみんなを追い出した。




「昨日の夜さ、僕変なこととかしてないよね？」
不安げにころんさんが尋ねる。

「いえ、そんな！すみません、迷惑かけて…」

「いーよ別に。僕先に行ってるから着替えてからきなよ。」
ぶっきらぼうな言い方。

まだ、慣れてもらえてないのかな。


ドアノブに手をかけたころんさんが振り向く。

「あと、ころんって呼んでよ。敬語もやめて。
僕だけ、なんか他人行儀でやだし。」

照れた表情のころんさん。
なんだかとてもかわいく見えた。

少し離れた仲良くなれたと思っていいのかな。

「は−い。じゃあ、ころちゃんって呼ぶ！」
親しみを込めて言ってみる。

勝手にすれば。と呟いて、ころちゃんは部屋を出ていく。

呼んだ瞬間、嬉しそうな顔になったのを私は見逃さなかった。

事情聴取、果たして犯人は！？→←人違い、マジでごめんなさい卍

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