343.離婚いたしましょう。 ページ4
モブ遊女side
折角の童磨様と話すことができる貴重な時間だというのに
私はそう思いながら、遊女たちに囲まれて
ははは、と笑っている
原因とも言える男へ敵意にも近い恨みの籠った視線を向けた
その瞬間だった、
今まで朗らかに笑いっていた男の目が一瞬
スッと見開き、
そこからまるでザクロのような真っ赤な瞳が
こちらを凝視した
その瞬間周りのにぎやかな音が一切消え
まるで真冬の寒空の下
冷えた水でも頭から掛けられたのではと錯覚するような
そんな寒気が背筋を襲った。
しかしそれは一瞬の出来事で
すぐにその悪寒は消え去り
宴の喧騒が戻ってきた。
「な、なんだったの、今のは、、、、、、」
まるで人ではない何か
とても恐ろしい、、、そう鬼にでも出会ってしまったような。
、、、、いいや、そんなものいようはずもない。
きっと今の寒気はここ数日の客入りで
忙しかったせいで疲れが出てしまったせいだと
言い聞かせまた私は童磨様へ向き直った。
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ツバキ(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです!頑張ってください!更新楽しみにしてます! (9月17日 12時) (レス) id: 340cc653a8 (このIDを非表示/違反報告)
ふゆねこ(プロフ) - とっても面白いです!!更新待ってます!!! (8月15日 16時) (レス) @page34 id: 8e85720291 (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 続きを楽しみにしてます! (2023年4月16日 14時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
さきた(プロフ) - 叶乃さん» 読んでいただきありがとうござます!ゆっくり更新ではありますが気長にお付き合いくださると嬉しいです! (2023年3月13日 11時) (レス) id: ab0620d4e3 (このIDを非表示/違反報告)
叶乃(プロフ) - とても面白く、一気読みしてしまいました…!これからも更新頑張ってください! (2023年3月4日 2時) (レス) @page31 id: aa9cc439ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さきた | 作成日時:2021年11月19日 22時