蝶柄の着物が似合う君 8 【坂田銀時】

返り討ちてきな ページ19

※じゅえりーさんリクエスト




Aside






ある非番の日




え？前回も非番だったって？

いいんだよ！！！←








と､とにかく｡




化粧水が切れたから買いに薬局に行った

帰り道








前方に神楽ちゃんと新八くんの姿





神｢Aー！！！！！｣


私に気づいた途端物凄いスピードで走り出した




｢ちょ､まってスピード落とぶへぇっ｣



危うく意識飛ぶ所だったわ







｢や､やっほ神楽ちゃん...｣

新｢ちょ､Aちゃん瀕死だから！！！？｣




深呼吸してなんとか耐える







｢2人でどうしたの？｣


神｢私今日姉御んとこ泊まるネ！！｣

新｢姉上が昼ドラ特集一緒に見たいらしくて｣




苦笑いで説明してくれた新八くん






...いや昼ドラ特集ってなんだよ


人間関係ドロドロシーン集めましたってか？

恐ろしいわ｡それを見たがる2人も恐ろしい｡







神｢Aも一緒に見るアルか！！｣


｢い､いややめとくよ...｣



なんか誰も信じられなくなりそう←







神｢分かったアル､じゃまた明日ネ！！｣

ばいばーいと手を振る2人に手を振り返して

万事屋へ帰った














(...そうだ､銀ちゃん驚かせてみよう)




ふと帰り道で思いついた名案←







作戦は至って簡単




音を立てないように玄関に入りすぱぁぁん！！

と勢いよく居間に続く襖を開けるのだ





普通の人なら大して驚かないだろうがなんせ

あのビビリの銀ちゃんだ､ジャンプを投げて

驚くだろう←







ひひひ､と心の中で笑って歩く足を速めた

















そして只今万事屋の玄関前





作戦通りすっと玄関の扉を開く

銀ちゃんは気付いていない






靴を脱いで襖に手をかける











(せーのっ)




すぱぁぁん！！と襖を開ける









だけど｢うわぁっ！！？｣なんて声は聞こえず

見えたのは社長椅子で右手の小指で鼻を

ほじってこちらを見る銀ちゃん

















そして左手には大人の絵本が｡











入ってきたのが私だと理解した瞬間焦り顔

になる銀ちゃん



















｢お､おかえり｡手洗ってくる｣



まさかの事態に困惑した私は何故かおかえりと

言って再びすぱぁぁん！！と襖を閉めた









洗面所に行きはぁぁ､とため息をつく









いや､別に軽蔑などしてない






男の人ならえろ本の1冊や2冊持ってても

おかしくはない








むしろ持ってない方がおかしいのだ

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