蝶柄の着物が似合う君 6 【坂田銀時】

依頼人の名前は特にこだわりは無い､なんとなくだなんとなく ページ40

銀ちゃんside






いつも通り社長椅子に座ってジャンプを読んで

いると どんどん､と玄関の扉を叩く音がした







新｢はーい今行きますよー｣



(依頼か...？)









新八が扉を開けて

｢あ､お客さんですね､どうぞどうぞ｣





銀さーん依頼来ましたよー､と新八が台所に

行って俺を呼んだ








襖が開いて入ってきたのは見覚えのあるような

ないような顔をした女だった←





銀｢はいはい､今日はどんなご依頼で？｣

神楽が依頼人をソファに座らせてその向かい

に俺たち3人が座る






依｢先にこれ､この間のお礼です｣

依頼人が差し出してきたのは菓子だった




(お礼...？)




神｢銀ちゃん知り合いアルか？｣

銀｢いや見覚えはあるんだけどいつ会ったか
までは覚えてねえ｣


依｢この間柄の悪い人達を追い払ってくれた
でしょう？｣




















思い出した








銀｢あーあん時の姉ちゃんか｣



俺がパチンコから帰ってる時に大柄の男3人位

から金を巻き上げられそうになってたとこを

追い払ったのだ






銀｢別にお礼ぐらいよかったのによ｣

新｢いやちゃっかりお菓子貰ってるじゃない
ですか｣




だって折角持ってきてくれたのに貰わないとか

失礼だし？菓子うめえし？








依｢いえ依頼のついでにと思ったので｣


おしとやか？に笑う依頼人はいわゆる美人の
分類に入るんだろう







神｢依頼って何アルか！！｣

久しぶりの依頼の言葉に飛びつく神楽







依｢ストーカーを退治してほしくて...
彼氏のふりをして欲しいんです｣


新｢ストーカーですか...｣







話を聞くところによると

依頼人の名前は 大野結奈
呉服屋の娘､年は22歳で2週間程前からストー
カー被害に遭ってるとのこと
だからしばらくの間護衛も兼ねてストーカーを
追っ払う為に彼氏のふりをしてほしいと


ちなみに依頼料は結構な量だった←







普段の俺ならすぐに受けていた



しかし今の俺にはAがいるのだ

いくらふりとは言え良い気はしない









銀｢えーと少しだけ電話しますので少々お待ち
ください｣





苦笑いで依頼人に言ったあと社長机にある

固定電話を手に取って電話をかけた














ぷるるる､と2.3回コールしたあと｢はい｣と

ジミーくんの声が聞こえた




｢あー山岸くん？万事屋だけど｣

山｢旦那山崎です！！で､何の用ですか｣




銀｢Aに代わってくんね？｣

信じ合える関係って良いよね→←こんちゃっす！！本篇ではありません！！殴

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