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章大のライブツアーは始まった。


前日の夜…電話があった。


安「あっ、もしもーし?
起きとった?」

「うん、大丈夫だよ。」

安「なんか…緊張してもうて…。
へへっ、声聞きたなった。」

「ふふっ、そんな事あるんだね。

あっ!そうだっ!!

ねぇ、カバンの内ポケットの中見た?」

安「見てへん…けど。」

「ちょっと見てみて!」

安「おん…えっと…なんか青いポーチがある。
うわぁ〜何やねん、コレッ!!

バリ嬉しいねんけど。」



私はコッソリ章大のカバンにサプライズを
仕掛けた。

ポーチの中には神社のお守りと
私が作ったお守りを入れておいた。

あと…

私が章大に二十歳の時に貰った
誕生石のネックレス。

私が肌身離さずつけていたのを章大も
知っていたのでビックリしていた。

手作りお守りには手書きでのメッセージを
入れた。


安「なぁ、コレつけて出てもええ?」

「いいけど…失くさないでね、絶対っ!!」

安「おん、なんかAがおるみたいで
心強いわぁ〜。」

「なら良かった。

楽しんでねー!!
お土産話し楽しみしてるから〜。」

安「おん、ありがとう。

A、愛しとるよ。」

「もうっ、電話でそうゆう事言わないで!
おやすみ…ちゃんと寝てね。」

安「ほーい、んじゃバイバイ…。」

「ん、バイバイ…。」



顔が熱い。

章大はサラッとあーゆー事言うから
時々反応に困る。

とにかく…
初日、無事に終わる様に祈りながら
私は眠りについた。

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作者名:すばくら | 作成日時:2019年7月3日 5時

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