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章大はとりあえず退院できた。

連絡をもらい、仕事終わり章大の家に急いだ。



「ただいま〜。章大?」

安「おかえり〜!!」

リビングの隣の楽器部屋から声がした。

そこにはたくさんのギターが並べられ
真ん中にちょこんと座る…彼。

アコギを抱えて…眉間にシワをよせる。


「ちょっと、退院したばっかなんたから
やめなよ!!

はいっ、おしまーい!!」

彼の手からギターを奪う。


安「あんなぁ…
ライブやる事にした。」


私は絶句した。


「何で?
今の自分の身体分かってるの?

歩くのだってままならないんだよ。
何でそんな無理するのっ?!」


安「分かっとる。
せやけど…今やからこそ
みんなの前に立ちたいんや。

メンバーやスタッフとも
いっぱい話し合って決めたんよ。」


私は納得いかなかった。


「誰のため?
また、eighterのため?

私には分かんないよ…。」


そのまま家を飛び出した。




その日から私は章大と会っていない。

リハビリとリハーサルの往復で忙しいらしい。



連絡を取らなくなってから1ヶ月がたった。



久しぶりに章大から“会いたい”と
連絡が来た。

子供みたいに反抗していてもしょうがないので
会う事にした。


私の家に来るって言ってたから
とりあえず片付けて、章大の好きな物を作る。


鍵が開く音がして、なんだか緊張した。


安「ただいまー。」

「…ぉかえり…。」

章大の顔が見れなかった。


安「うわぁー僕の好きな物ばっかりやん。
ありがとう…A。

あと、ごめんな。
こないだ…心配してくれとったんに。」

「私は…

私は、章大の身体が一番大事なの。
ただ…それだけなのっ!!」

安「おん、ありがとう。

絶対無理はせん。
それはメンバーとも約束した。

せやから…応援してほしい。

Aの応援ないと…僕、元気出ぇへん。」


こんな時に甘えてくる。

ずるい…。


「約束だからね、無理しないって!」

安「おん。」


触れるだけのキス…。



それだけで私の機嫌はほぼほぼなおる。



そんな単純な自分に少し呆れながら
彼の胸にしがみつく。




安「好きやで…A。」

「バカッ…。」


今度は私からキスをする。



そして…

二人でおでこ合わせて笑った。

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作者名:すばくら | 作成日時:2019年7月3日 5時

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