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私はいろんな覚悟を決めて
章大と会う事にしたのに…。
泣くつもりなんかなかったのに…。
突然…
章大からの告白。
「えっ…い、いの？」
安「ん？なんで？
やって、好きやねんもん…Aが。
アイドルやけど、その前に1人の男やで。
好きな人とキスしたり、それ以上の事したいと
思うもん。
それが…僕にはAしかおらんねん。
アカン？」
私はブンブンと首を横に振る。
「好き…。
私も章大が好き。
彼女に…して下さい。」
安「ふふっ…。はい、喜んで。」
章大はふわっとまた、私を抱きしめ…
キスをした。
安「もう…我慢せんでいから。
1人で泣いたり、悩んだりせんと
僕にちゃんと言うてな。
僕もちゃんとAに話すから。
1番になっ。」
「うん、分かった。
じゃぁ…あんまり無理しないでね。」
章大は小さな声で返事をして
またキスをする。
ちゅって可愛いキスを繰り返していたはずなのに
いつのまにか…深くなっていた。
「んんっ…ちょっ、待っ…て」
安「無理…」
今日の章大は…なんだか男くさかった。
安「ちゃんと息せな…苦しなるで。」
キスの合間に何とか息を吸う。
少しでも離れれば引き戻され…
ドキドキで頭の中が爆発しそうだった。
安「えっ…おわぁっ！！
大丈夫っ？」
私は耐えられず、腰が砕けた。
「ご、ごめんっ…もぅ…無理…」
安「ほい、あっち行こう。」
章大は手を差し出してくれて
寝室に連れて行く。
「あっ…」
思わず出た、自分の声に驚き口を塞ぐ。
安「ええよ…声、我慢せんで。聞かせて…。」
私は章大に身を委ねた。
事が終われば…私は眠ってしまったらしく
目が覚めた時は外は真っ暗で…
今が何時かすら分からなかった。
枕元を手探りで携帯がないか探る…
何かに当たって目を開く。
安「な〜に…ふぁぁぁ…」
「あっ、ごめん。
携帯探してたっ…うわぁっ！」
グッと引っ張られ…彼の胸に収まる。
安「携帯あっちやろ？」
さっきまでの事を思い出させるかのような
章大の甘い声。
「そう…だった。」
安「その格好で取りに行くん？」
自分が何も着ていない事に気付く…。
「ん〜っ、意地悪。」
私はどうにかベッド下に散らかる衣服を集めた。
それからリビングに行き時計を見て驚く。
私達が帰宅したのはお昼過ぎ…。
現在22時…
安「俺ら…どんだけ愛し合っとったんやろな？」
後ろから章大は笑いながら言った。
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作者名：すばくら | 作成日時：2019年7月3日 5時
