【銀魂】ア オ ハ ル。【沖田総悟】

察し ページ11

マジカヨ



無理にやらなくていいのに…





土方くんはお金を入れ、慎重に
操作している




あ、ガチャピン捕まえた
あ、持ち上がった




ガコンッ




一発で取った…




「…ほらよ、」



ガチャピンを取り出して渡してくれた




『え、あ、あ、ありがとう』






すごく怖そうなのに優しいんだ





『…ははっ、』





「っな、何笑ってんだよ」





『いや今どきこんなギャップある人
いるんだなあって』







「は？何言って…、…総悟」




土方くんがあたしの後ろを見て
言った



振り返ってみると不機嫌オーラ満載の
沖田がいた




これは、まさか…




『あっ、察し』







「「……え？」」





『あー、うん全然良いと思う』





「なにがだよ」





『…大丈夫、素敵だよ？
同性愛者素敵だよ？』






あたしがそう言うと沖田と土方くんは
お互いを見て数秒固まったのちに
声を揃えて言った





「「ち ょ っ と ま て」」





「おい！何を察したんかと思ったら
んなわけねぇだろィ！」




「そうだそうだ！ちょっと焦った
じゃねぇか！」




『…ほらやっぱり』




「え？どっちがどっち？」



あたしの隣に真希が突然現れた




「どっちって、どちらかと言えば…
…じゃねぇ！違うつってんだろ！」




「『あっ、察し』」




「だから何を察したんだアァァァ！？」









ーー



あれから、色々なゲームをしていたら
もう日が暮れかけていた






帰ろうと出口に向かった瞬間






「あっ、A！真希！
LINE交換するアル」



神楽がスマホを持って走ってきた




「ういーっす」




「あ！俺も俺も！」




何故か近藤くんも走ってきた







神楽のアイコンは酢昆布だった
…可愛いかよ




近藤くんのはスノーで加工した自撮りだ





…どういう心境で見ればいいの





「ほら、トシ！総悟！お前らも
LINEの友達増やすチャンスだぞ！」




遠くにいる土方くんと沖田に
真希が近寄って言った



「交換しようよ受けくん」



「ちょっと待て受けってなんだコラ」




そんなやり取りを見ていたら沖田が
無言で近づいてきた



その手にはスマホが握られている







『交換しますか？攻めくん』




「……攻めじゃねぇ」




と、なんやかんやで土方くんと沖田と
LINEを交換した






土方くんのアイコンにはマヨネーズ
沖田のアイコンはタバスコ…




2人とも調味料って…









あっ、察し

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