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貴「な、なぜ私が、そのような男のもとへ嫁がなくては行けないのでしょうか…」


父「両面宿儺、奴は危険だ。このまま放っておけば被害はさらに拡大していくだろう。






そこでお前だ。」


貴「わ、私?」


父「そうだ。お前の術式であれば、奴がどれだけ強くても関係ないだろ。


お前は奴に取り入り、殺戮から気を逸らせばいいのだ。」



貴「逸らすと言っても、どうやって…」


父「お前は女だ。手段ならあるだろう」


貴(!!! それって……)



貴「殺戮を止めることが目的ならば、倒してしまえばいいでは無いですか!!父上も仰った通り、両面宿儺がどれだけ強くても、私ならば勝てます!!!」


父「ならん。」


貴「っ……どうして!?」


父「両面宿儺は強大な呪力を宿している。死後呪いに転じられてしまっては、その後どれ程の被害が出るか計り知れん。よって封印をしたい所だが、お前の術式を使っての封印は無理だろう。かと言って、他の呪師が奴とまともに殺り合えば、こちらの勝機は薄い。だから、お前を嫁がせるのだ。」


貴(嫁がせる?つまり…生贄として捧げられるってことでしょ?)


父「お前が上手くやれば、両面宿儺の殺戮は止まり、無駄に呪師を死なせることも無く、死後呪いに転ずることも無いのだ!これ以上の得策があるか?」









貴(あぁ、呪術界はクソだ。確かに得策かもしれないな、、だけど…私にメリットは何一つない。こんな人達の為に私の人生を全て犠牲にするの?ハッ、馬鹿げてる)






ここは私にとって居心地が悪い。








こいつらの言いなりになんてならない。







何処か違う所へ行こう。









そうだ、









両面宿儺の所へ行こう





貴「……分かりました。その務め、この椿Aが心して遂行します。必ずや、父上の御期待に応えましょう。」

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設定タグ:呪術廻戦 , 宿儺 , 両面宿儺   
作品ジャンル:恋愛
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たわし - 尊い、、、。ぬふ、ぬふふ (2021年3月7日 14時) (レス) id: 6472def61e (このIDを非表示/違反報告)
さとる - 尊い泣ける (2021年3月7日 13時) (レス) id: 63ad36ada3 (このIDを非表示/違反報告)
yu(プロフ) - 一気読みしました!!すごいおもしろいです!! (2021年3月6日 22時) (レス) id: 96a71449d3 (このIDを非表示/違反報告)
三隣亡 - とても面白いです!!これからも頑張ってください!続きを楽しみにしてます! (2021年3月4日 3時) (レス) id: 9280cade43 (このIDを非表示/違反報告)
猫人形 元猫耳アヤツリ人形 (°∀° )(プロフ) - こういうの読みたかった!書いてくださりありがとうございます…> < 読んでいてとっても楽しいです!更新楽しみにしています! (2021年2月17日 6時) (レス) id: d4943c1156 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:わさ | 作者ホームページ:http://sakikoni0708  
作成日時:2021年2月13日 0時

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