【銀魂】沖田くんと彼女さん３

122.兄妹 ページ34

Aside


さっき近藤さんからミツ姉の様態が悪化したという連絡がきた。これからお兄ちゃんと蔵場をしょっぴきにいくというのに.....タイミングが最悪だ。


とりあえず近藤さんにはお兄ちゃんを探して連れていくから先に総悟と病院に向かって欲しいと伝えた。

私が今いるのは港。
本当は探すまでもなくお兄ちゃんは隣に立ってるんだけどね。あと、ザキも。

山崎「Aさん、副長、行ってあげてください。こんなときに仕事なんざあまりにも酷です。ミツバさんと沖田隊長の気持ちも考えてやってください。」

土方「フン、俺が薄情だとでも言うつもりか。自分の嫁が死にかけてるっていうのに、こんなところでノコノコと商売にいそしんでいる旦那もいるってんだからよ。」

A「ごめんねザキ、私、こんな形になっちゃったけどミツ姉との約束守ることにしたの。だからもう引き返せない。」

山崎「Aさん、副長...」

土方「山崎、この件誰にも他言しちゃいめーな。」

山崎「ハ、ハイ。」

A「じゃあ、引き続きこの件は極秘扱いでよろしくね。」

私と副長はザキに背を向けて歩きだす。

山崎「Aさん！！副長！！アンタらまさか....」

あーあ、ザキは本当に察しがいいなぁ。私と副長が二人で乗り込んでいくつもりなのバレちゃっただろうな。

土方「今ならまだ戻れる...ほんとにいいんだな。」

A「えぇ、かまわない。」

この案件は私たち兄妹が片付けてみせる。

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