18話 ページ23
歓声に包まれるハマスタのお立ち台にのぼった。
司「今日のヒーローはプロ初打席、サヨナラホームランを放った桃樋川A選手です!桃樋川選手、今のお気持ちはいかがでしょうか!?」
これって定番のあれを言うべきなのだろうか、そう思いながらベンチをちらっと見ると、神里さんと佐野さんが「「やったれ!!」」みたいな感じで笑いながらこっちを見ていた。
『最高でーーーす!!!』
ワー!!!っと再び歓声が上がった。今、すっごい恥ずかしいんだけど。絶対顔赤いわ〜笑
司「サヨナラを決めたあの打席、どのような心境で向かいましたか?」
『あまり深くは考えず、打つことだけに集中していました。前の打席の柴田さんから「頼んだ。」と言われたので、絶対決めに行くつもりでした。』
でも緊張しててあんま覚えてないんだよな〜、、
司「ありがとうございます。それでは、桃樋川選手のことをあまり知らない人もいるかもしれないので、自己紹介お願いします!!」
『えーと、桃樋川Aです。京都出身です。好きな食べ物はだし巻き玉子です!』
と笑いながら言うと笑い声や「かわいー!」という声が聞こえてきた。誰だよ可愛いって言ったの。聞こえてるからな!!
司「今日のヒーローは桃樋川選手でした!!それでは最後にI Love Yokohama でしめてもらいましょう!」
司会の人の言葉に続き、『I Love Yokohama!!!』と大きな声で叫んだ。
頭を下げ、写真撮影やサインボールを投げるなど色々やって裏へさがった。
「A。」
ロッカーへ歩いていると、後ろから声をかけられた。振り向いた瞬間、
ガバッと抱きしめられた。
顔を見上げるとそこには今永さんの顔があった。
『えっ!?あの、今永さん、、?』
あの僕に対して敵意?というか嫌そうな雰囲気とか色々醸し出してた今永さんが、僕を抱きしめていたのだ。
今「お前、、いや、A。やっぱりすげぇよ。」
僕の頭上で今永さんがそう呟いた。表情はよく見えないが、声色からして凄く嬉しそうだった。
少しして離してくれた今永さんの顔は、今まで僕に向けていた顔と全く違っていて、すごく優しそうな顔をしていた。
今「練習の時からずっと思ってたんだ。こいつ、絶対出来るやつだって。でも認めたくなかったんだ。年下なのに上手いっていうのを悔しくて。ごめん。」
そう言い終えた今永さんはすごくスッキリしていて、私たちの頼れるエースの表情だった。
修正 完成→歓声
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りあ。(プロフ) - にゃあさん» 返信遅くなってすみません!!にゃあさんありがとうございます!!! (2019年11月6日 13時) (レス) id: 29b03a1336 (このIDを非表示/違反報告)
にゃあ - 応援します! (2019年10月22日 20時) (レス) id: 6c1a3f5f49 (このIDを非表示/違反報告)
りあ。(プロフ) - れいさん» 私もです!!笑 来シーズンも康晃ジャンプを楽しみにしてます!!! (2019年10月22日 15時) (レス) id: 29b03a1336 (このIDを非表示/違反報告)
れい - いつも康晃ジャンプできるか楽しみにしながら試合見てます(笑) (2019年10月22日 13時) (レス) id: 6c1a3f5f49 (このIDを非表示/違反報告)
りあ。(プロフ) - 近藤選手も翔さんもすごくいい選手ですよね!康晃ジャンプは勝ってても負けててもノリノリになれるので好きです!是非一緒にジャンプしちゃってください!笑 (2019年10月22日 10時) (レス) id: 29b03a1336 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りあ。 | 作成日時:2019年8月22日 12時