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15話 ページ20

宮本さんは倒れた勢いで目を覚ましたようで、パチッと目が合った。

宮「あっ、、」

顔が真っ赤な宮本さんと3秒ほど見つめ合うと、「ごめんごめん!!重いよな!」と我に返ったようにどいてくれた。

『すみません。お怪我はないですか?』

宮「全然!!迷惑かけたな、、ごめん。Aは大丈夫か?」

宮本さんは焦りながら僕に聞いてきたので、『大丈夫です。』と笑って答えた。

宮「今日試合なんだよな。頑張ってこい!」

そう言いながら僕の背中をバシッと叩いたので『うっ、、』と声が漏れた。力強い、、

『ありがとうございます。』と言って宮本さんと別れた。







グー

『お腹空いたなー。』

自室に戻り、体づくりのため筋トレをしているとお腹がなった。時間も時間だし、朝ごはんを食べに行こう。


食堂に着くと、昨夜会った皓亮や神里さんなど様々な人がいた。挨拶をして、適当に注文を済ませた。

朝食を持ってどこに座ろうか悩んでいると、神里さんが「こっちおいで〜」と言ってくれたので有難く座らせてもらうことに。

お礼を言って神里さんの向かいの席に座った。

神「緊張してる?」

神里さんがふと思ったかのように口に出した。
プロ初の試合に緊張するのは誰もが思っているだろう。でも僕は不思議と落ち着けていた。

『そんなにはしていません。気持ちがどうであろうと、自分らしくプレーするだけだと思うので。』

僕がそう言うと、神里さんは「さすが。」と笑った。でも自分の言葉に誤りはないと思う。いつでも強気でプレーするのは僕のモットーだから。

「じゃあまた後でな。」と神里さんは手を振りながら食堂を出ていった。


しばらく朝食を食べていると、「ねえ!」と横から声をかけられた。横を見ると、キラキラと目を輝かせている東さんがいた。

東「君さ!桃樋川Aでしょ!?俺、高校生時代の君ずっと見てたよ!!」

ちょっとストーカーのような危ない発言だか、先輩にそんなこと言ってもらえて少し嬉しくなった。

東「Aほんとに凄かった!猛打賞とかとってたし、ファインプレーもめちゃめちゃあった!!」

熱く語る東さんに少し置いていかれてしまったが、『そんなに知ってくれてたんですね笑 ありがとうございます。』と言っておいた。

僕は京都出身で、鳥羽高校の野球部に所属していた。甲子園では3回戦で敗退したが、とてもいいチームだったことは忘れていない。

懐かしいなぁ。









Aさんは京都出身です!

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りあ。(プロフ) - にゃあさん» 返信遅くなってすみません!!にゃあさんありがとうございます!!! (2019年11月6日 13時) (レス) id: 29b03a1336 (このIDを非表示/違反報告)
にゃあ - 応援します! (2019年10月22日 20時) (レス) id: 6c1a3f5f49 (このIDを非表示/違反報告)
りあ。(プロフ) - れいさん» 私もです!!笑 来シーズンも康晃ジャンプを楽しみにしてます!!! (2019年10月22日 15時) (レス) id: 29b03a1336 (このIDを非表示/違反報告)
れい - いつも康晃ジャンプできるか楽しみにしながら試合見てます(笑) (2019年10月22日 13時) (レス) id: 6c1a3f5f49 (このIDを非表示/違反報告)
りあ。(プロフ) - 近藤選手も翔さんもすごくいい選手ですよね!康晃ジャンプは勝ってても負けててもノリノリになれるので好きです!是非一緒にジャンプしちゃってください!笑 (2019年10月22日 10時) (レス) id: 29b03a1336 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りあ。 | 作成日時:2019年8月22日 12時

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