性別不明の歌い手は5年間誰も姿を見た者はいない

2話 迷惑集団 ページ4

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ((バシ


「(￣□ヾ)ﾌｧ〜眠」

もう少し寝るか

ｽｰｽｰs((ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ

……こんな朝っぱらから来たのか


ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ
ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ
ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ


うるさいな

ﾄｯﾄｯﾄ←階段降りてます

ﾋﾟｯ

誰？この人たち


？『クロちゃん遊びに来たよ〜』
？『早く開けてー』

うっさいな

「アンタ達誰？」

？『何言ってんの？』
？『そーだよ相川真冬だよー』
？『まさかの記憶喪失？』
？『大丈夫かクロ〜』

クロ？
あぁなるほど




プルルルルルルル
ｶﾞﾁｬ
「もしもしクロ」

96『おはようA!!
外に出る気になった？』

「いやそうでわなく
私の家の前にあんたの友達が来てるんだけど
どうにかして欲しい」

96『へ？マジか
ちょっとまって!!』

96「ちょっとわしの家はこっちだー」

家の中まで聞こえるってどれだけ大声で叫んでるんだ

96『もしもし〜
ごめんねA!!
今日も夕方ぐらいにまた来るから
じゃあね』


「来なくてもいい
じゃあな」


はぁ最悪の朝だ

✄--------------- ｷ ﾘ ﾄ ﾘ ---------------✄
96猫side

「はぁ」

アル「どうしたの？クロちゃん」


「いやー
アンタ達がさっき行ってた家ね
幼馴染の家なの」

まふ「へーそうなんだー」

「それでね
その子5年前に色々あって
それから一歩も家から出てこなくなったの」


そら「それってやばくね」

「うん……

は!!そうだ!!
天月!!」

天月「な､なんだよ」


「昨日言ってた【アリス】って子調べたの
もうその歌聞いた瞬間から号泣だったんだけど

そこのリスナーのコメに
《人気になればいいのに！》とか言う
コメが無かったの

何で？」

天月「それが謎なんだよね
だから毎日やってるキャスを今日見よ」


「うん!!そうする」


まふ「何2人で盛り上がってんの？
【アリス】って誰？」


そら「あっ､出てきた」

まふ､アル､坂田､うら「「「「どれどれ」」」」

ふふふ
とことん泣くがいい

------------- 数分後 -------------
「( ﾟ∀ﾟ)･∵ﾌﾞﾊｯ!!
泣きすぎでしょ」

天月「いや、でも俺もこのくらい泣いたかも」


そら､まふ､アル､坂田､うら｢ごの”ごや”ばい”ね”｣


だろだろ？
胸に突き刺さる様な寂しい歌声で……


「てか早くゲーム実況しょー」

天月「そうだな」

〜96猫さんが『暇な奴集まれー雑談実況』を始めました〜

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ちなみにAはクロが96猫だとは知りません

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