第376話 ページ6
せやけどさっきのアズールが名演技だったみたいに、良い意味で期待を裏切るくらい会場は笑顔で溢れかえっていた
ケイト「…あ！サシャちゃんが来たよ！
見て見て、オレとトレイ君で薔薇いっぱい塗ったんだよ
ペンキ塗れのオレらと一緒にハイ、チーズ☆」
パシャッ！！
写真を突然撮られたり、あるいは色んなもんに声をかけられてウチも気が休まる間もない
それだけ気付けば色んなもんと自分の自覚なしに関わってきたんや言う事やけど、そない自分が他人に色々を残したつもりはないから何となく変な気がしてくる
『…やっぱりこれは夢やんな』
ケイト「うん？突然どうしたの？」
『…いや、何でもあらへんわ
変な夢でも見てるような気分やって事よ』
ケイト「夢みたいな1日で日常を着飾っても良いじゃない？」
『…まぁせやね
明るいなぁ、ここらの兄ちゃんらは皆』
ケイト「ふふっ、そんなに褒めちゃって良いの？
ちょっと皆やんちゃで、悪い事もいっぱい今までしてきてるんだよ？」
『…そんなん若者の専売特許やんな
若いうちに色々経験しとくんがええんよ、大人になると色々言ってられへんから』
ケイト「ふふっ、サシャちゃんらしいね
じゃ、主役は主役らしく色々楽しんで！」
そこからは自分もあまり覚えてへん
特に何か特別な事があった言う訳やないけど、色々な事で溢れかえって自分で処理しきれない程ウチは色々な経験をした
ある時は言葉に笑って、ある時は着せ替え人形みたいに自分を彩ってもらって、あるいはある時に特定の料理を食べて味を感じる事ができたり
『…』
ケイト「…？どうしたの？」
『…何やろね、眠い…』
ケイト「…！！」
ふとある時意識が消沈して、ウチで処理しきれなくなった色々を掻き消していくようにウチがダウンしていく
色々な感覚が蘇って、それにウチで処理しとるとウチもウチをどう処理してええんかきっと困るんやと思う
でも落ちた眠りはネガティブな眠りやのうて、今まで経験した中できっと一番に都合の良い夢をウチに見せていた
ケイト「…」
アズール「…これが貴女との終わりなんですね
夢から覚めたらきっと、貴女は僕達の事も振り返らないで前を向いて行ってしまうのでしょう
本当に、突然現れた割に自分にあまりに忠実過ぎるんですよね」
そない誰かの小言を聞いたような気はしたけど、ウチもそんな言葉は耳に入らんで眠りの世界に1人落ちていた
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ユウ(プロフ) - 明理様、最後までお読みいただきありがとうございます！楽しんでいただけたなら作者も大変嬉しい限りです。また参考になるコメントありがとうございます、関東人のため関西弁はにわかな部分がありましたが、今後参考にさせていただきます！ (10月30日 6時) (
レス) id: 3f8aedc7a7 (このIDを非表示/違反報告)
明理(プロフ) - (つい長くなってしもてすんません)※この関西弁は標準語がヘタ故の訛りです。 (10月28日 17時) (レス) @page34 id: 0478fb4462 (このIDを非表示/違反報告)
明理(プロフ) - 永遠のお気に入りです！！楽しい物語をありがとうございました！！！(あと思ったんですけど「何なんの？」じゃなくて「なんなん？」を私の周りの人は使います。アドバイスって言うよりちょっとした意見です。ありがとうございました！！) (10月28日 17時) (レス) @page34 id: 0478fb4462 (このIDを非表示/違反報告)
明理(プロフ) - 長いのにちゃんと完結してるし綺麗で無駄のない文章やし…もう大好きです！！！何回か読み返す気がします…予想は100回()ここまでツイステとヒプマイとオリジナルストーリーが混ざってるのはほんとに珍しいですよ！ (10月28日 17時) (レス) @page34 id: 0478fb4462 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - ねぎ。さん» ねぎ。様、コメントありがとうございます！楽しんでいただけて作者も嬉しいです。 (2022年3月12日 8時) (レス) id: 68f0716fc0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユウ | 作成日時：2021年9月12日 11時
