第73話 ページ28
『…おん?』
ウチは少し予定外の出来事が起こったな思てつい苦笑いをしてまう
ちゅーかフロイドの腕長いな
背も高いし、全体的なパーツが長いんよね
ようウチはこないデカい男相手に恐れもせんと話してるもんやわってちょいと思う
フロイド「一緒に遊ぼう?魔法見たいんでしょ?」
『…何や、今から起こるんがあまりええ事やない気がしてまうんは気のせい?』
フロイド「気のせい気のせい
ちょーっと魔法で殴り合いするだけだってぇ」
『殴り合いって…やっぱり喧嘩の道具にもなるやん』
ジェイド「魔法はそれ以外「も」できる、と言っているではないですか
当然戦いにも使える道具です、寮長の座を賭けて魔法で戦闘をして勝者の方に座を与えるのがこの学園の決まりだそうでして」
『…そら治安の悪い考え方やな
ウチのディビジョンラップバトルによう似てはる』
ジェイド「ディビジョンラップバトル?」
『…いや、その話はええわ
ちゅーか引っ張らんでくれへん?ウチ今現在進行形で誘拐されてるやん』
色々と言葉のやり取りを続けつつ自分の今の状況をそのまま実況していると、気付けば学園のメインストリートからコロシアムの近くまで来ている事が窺える
アズール「…では、2人同時に相手してやります
本気でかかってきなさい」
フロイド「しょーがないなぁ
ジェイド、たまには大暴れして楽しもーよ」
ジェイド「なかなか暴れられる機会もありませんからね
ではフロイド、思いっきり行きましょう」
そう言って、そこの3人はウチの事も気にせんと勝手に殴り合いの喧嘩をし始めていた
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作者名:ユウ | 作成日時:2021年7月31日 13時