ストーカー彼氏が甘すぎる。(桃)

◎甘さ：9g ページ9

ちょっと苦手な人いるかもです…！
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さとみside.

はやく起きてしまった。

いま…は…多分4時くらい。

最近全然寝れてなかったからここまで寝れたの久し振りだな…。

なんてぼーっとしながら彼女の方を見る。

起こしていた上半身を倒し、仰向けの状態に戻る。

スマホを見るにもそんな気分になれず、彼女の髪の毛を弄ったり頬を手で包んでみたり。

さ「ちっちゃ…」

まだ繋いで歩いたことのない彼女の手は思ったより小さくて、可愛かった。

いや、可愛いのは当たり前だけど。

顔もちっちゃいし、体もちっちゃい…。

そして、何を思ったのか俺は彼女に馬乗りになってそのまま抱きついた。

かなり重みが掛かっているのに起きない。

ぎゅーっとしてみる…けど、なにか違う。

Aの来ていたTシャツを脱がせ、わざわざクローゼットから自分のTシャツを出し彼女に着せた。

よし、こうでなければ。

なんて達成感に浸っている。

『あぅ…さ、とみく…ぐるじ…』

さ「あ、ごめん…。」

無意識に力をいれていたらしく、Aが起きてしまった。

力を緩め、抱きついたまま寝返りAを上に乗せる。

『ん…なに…ですか…？』

さ「…んふふ、まだ寝ぼけてんの？」

まだ目があいてるようなあいていないような顔でぽやぁ…っとしてる。

かわいい。

さ「んーん、なんでもない。寝てて大丈夫だぞ。」

『ん…おやすみ…』

なんていってすぐに寝てしまった。

そして、Tシャツが変わったことに彼女が気がついたのは夕方頃だった。

なんでそこまで気がつかなかったのかが謎で仕方ない。

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