ストーカー彼氏が甘すぎる。(桃)

○甘さ：17g ページ19

Aside.

それから約一週間後。

酒内社との取引は完全に途切れ、新しい会社との契約が取れた。

申し訳なさと契約がなくなったことへの焦りから、必死で仕事して会議してってしてたから前よりも有益な会社との契約を取ることができました！！

よく頑張った私。

偉いぞ私。


てことで、今日と明日で有給を取りました。

因みにさとみくんはお仕事です。

朝、やだやだしながらもちゃんと行きました。




なので。




おでかけです。


久しぶりに、お洋服を買いに行くのです。

いや…ね？ほんとはさとみくんと言ってもいいんだけどさ…ほら、同姓始めるときの貢がれ事件(番外編参照)があるからさ。

なかなか一緒に行きづらいわけよ。なので今回は一人で買ってこようと思います。

思わぬ臨時収入もあったので、気が済むまで買いに行きたいと思います。

てことで、来ました。

ショッピングモール！！！

まずはいつもお世話になっているお店に入る。

新作や、ずっと欲しかった服や靴があり私のテンションはMAXに達していました。

『わ…このスカート仕事にも着ていけそうで可愛い…。』

まず私が目を付けましたのは膝丈で腰ベルトの赤いフレアスカート。

可愛い…今着てるカーディガンに合いそう…。

なんてじっと見つめて買うかどうかを迷っていると、店員さんに話しかけられる。

「そのスカート可愛いですよねぇ！人気なんですよ〜」

『そうなんですか〜欲しいんですけどスカートに合う服を持ってなくて…おすすめありますか？』

なんて聞いてみる。

すると、この店員さんはよっぽどの服好きなのか愛想笑いを感じさせないような、本心からのニコニコ顔で服を選んでくれた。


そのおかげで、凄くいい買い物もできて自分じゃ買わないような素敵なものをたくさん教えて貰った。

そんな楽しい1日も終わりを迎えようとしているようです。

入り口から見える夕焼けがキラキラとしていて綺麗。

そろそろ帰らないと夕飯作らないと〜…なんて想ってみてもなんだかやる気が起きず、結局近くのカフェで休んでから帰ることにした。

どうせ電車だし、電車も間に合いそうだから大丈夫だよね。

なんて謎の安心感を覚えながら、フラペチーノを一杯飲み干す。

さとみくんへのお土産にそこのカフェのクッキーとマドレーヌを買って、駅を目指すことにした。

ショッピングモールを出ると、少し肌寒くてどこか人肌恋しく感じる気温にふとさとみくんを思いだし、小走りで駅に向かう。

○甘さ：１８g→←番外編

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す