私の存在意味【ＨＱ！】６

番外編その１〜文化祭〜９ ページ34

午後７時、すでに月がはっきり見えるくらい真っ暗になった
屋上は誰もいない、まぁそりゃそうだよな、顔を隠した幽霊が出るらしい←原因
本当にいたらあってみたいなぁ、呪われないなら←そして気づいてない

あ「寒…」

月島「夏でも夜は冷えるよ、ほら」

上着を肩に掛けるようにのせ、フェンスの上に両肘を置く

あ「蛍寒くないの？」

月島「全然、今日はパーカー着てないんだね」

あ「動き回るからいらないかなって思って」

「ここまで冷えるとは思わなかった」と言って隣に行く
みんなが小さく見える、騒いでるみんなを見下ろして少し顔が緩む

あ「今日あんまり歩けなくてごめんね」

月島「名前のせいじゃないデショ、何に責任感じてんの」

あ「なんとなく」

月島「なにそれ…カップケーキ頂戴」

あ「ん」

空を見れば満月、星もいつもより見えていて綺麗に見えていた
蛍も月を見て小さく口を動かす

月島「月が綺麗ですね」

あ「…え？」

月島「…夕日が綺麗ですね」

あ「っ」

今？今言うんですか！？なんか実際に言われるとかなり恥ずかしいね！？
蛍も隠しきれてないよ！？顔には出てないけど耳赤いからね！！？

あ「い、今ジャナイトダメデスカ」

月島「当たり前デショ、早く」

少しごもりながらも口を動かす
今の私は相当赤い顔をしているんだろうな

あ「私も、死んでもいい、です」

返事あってるよね？間違ってないよね？
答えを言った途端、温もりに包まれた
蛍が私を抱きしめているのだとすぐ理解できた

月島「死なせはしないけど…これからもよろしく」

あ「私こそ…ありがと」

タイミングを見計らっていたかのように花火が上がった
二人とも驚いて肩を揺らしたが同時に顔を上げる

月島「花火なんかあったっけ…」

あ「知らなかった…綺麗だね」

「そうだね」と花火を眺める
急に腕を引かれたかと思うと、口に温かい感触
強引だったけど、私は少し嬉しかった
顔を離して、顔を見合わせながら微笑み合った





菅原「成長したな月島…」

清水「誰も見てないと思ってるのかなぁ」

旭「///」

澤村「ムッツリか」

旭「大地！！？」

日向「ああああれが、きききキス！！！///」

山口「ツッキーが…」

影山「///」

黒尾「ツッキーもやるねぇ」(ニヤニヤ

山本「あああああああああああああ(ｒｙ」←壊れた

赤葦「月島…」(ジィン

木兎「見せつけかぁ！」

木葉「うぜぇぇぇぇ！」

国見「手出したら許さない…」

城西「「「「「！！！？？」」」」」

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