第１４話【 話題の編入生 】 ページ14
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空組の教室へと向かいながら、簡単に聖バラッド学園について説明してもらう。
まず、この学園は優秀な人材を世に輩出する為に作られたという事。進路自体は自由だが、その多くは魔法使いとして世のため人のためになる仕事に就く事。
そして、特別枠である空組にはもう一つ…いや、既に決められた道がある事。
『 決められた道？ 』
「 そ。空組に入る生徒の大半が
『 契約…。』
「
後は分かるだろう？と言いたげな視線が向けられる。
『 …つまり、その空組に振り分けられた俺も？その道に進む事が決められた、って事か。』
「 ま、そういう事だな。俺もだけど。」
異世界に来てしまった、とは常々感じていたが…。
「 つーわけで、学園内はAの話題で持ち切りだ。」
『 は？ 』
いやいや。持ち切り？
俺が編入するの決まったの数分前だぞ？
『 何で俺なんかの話題で持ち切りなんだよ…。』
「 あんな白昼堂々、
『 気になる所でやめんなよ。』
授業中だと言うのもあるだろう。
人っ子一人居ない長い廊下に２人の靴音が
クラインは白を基調とした制服。
一方のAは、制服がまだ届かない為、黒を基調とした服。
その対照的な色が並んで談笑を行う姿が何故だか妙に幻想的に廊下に浮かんだ。
「 っと、ここだ。」
『 何か…普通だな。』
「 普通ってなんだよ！ 」
『 つーかなに、このまま入って良いのか？ 』
「 もちろん。皆、お前が来るのを楽しみにしてるからな。」
『 あー…その感じ苦手だわ…。』
ちょっと良い高校の扉、に見えるそれをクラインは笑いながら開く。
何この転校生みたいなノリ…本当、そういう雰囲気苦手なんだよ…。
ガラリと音を立てて扉が開く。
そこに広がる景色は、Aが思っていたモノとは随分と掛け離れたモノだった。
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第１５話【 魔法は何でもあり 】→←第１３話【 忘れていた事実 】
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花冠(プロフ) - 2017年…四年前の作品で良い物を見つけてしまった…！もっと先に見つけれたら更新されて行く楽しみが味わえたかも…。すごい読みやすいですし、設定が神です！チビちゃんかわいい… (2021年3月18日 13時) (
レス) id: 9f55fa5e42 (このIDを非表示/違反報告)
にじ(プロフ) - 雛菊さん» 有難うございます、とても嬉しいです…！これかも期待に応えられるように精進させて頂きますね！これからもご愛読、よろしくお願い致します！ (2017年12月1日 18時) (レス) id: 14a110e835 (このIDを非表示/違反報告)
雛菊(プロフ) - 通知リストにあるかな〜と探すぐらい好きな小説です！とても読みやすくて大好きです！！ (2017年11月30日 18時) (レス) id: b475004931 (このIDを非表示/違反報告)
にじ(プロフ) - 風音迷夜さん» 沢山のお褒めの言葉…ありがとうございます！好きになって頂けてとても嬉しいです…チビは本当に人気がありますねw (2017年11月25日 16時) (レス) id: 14a110e835 (このIDを非表示/違反報告)
風音迷夜 - ありきたりじゃない世界観に分かりやすい説明、この作品好きになりました！チビちゃんかわいいなもう！僕惚れちゃった←チビドラゴンにww (2017年11月22日 21時) (レス) id: b791237619 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にじ
| 作成日時：2017年9月26日 0時
