その笑顔……１３ ページ13
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「お疲れ、今日も美味かった」
「100円入れとくぞ」
『鶴蝶さん、望月さん！』
お疲れ様です、ありがとうございます！と返しながら今日も今日とて貯まっていく100円を見送る。
うーん、これは思っていた以上に100円募金が多いな？？
大きめなんじゃないかと感じていた募金箱は、100円玉で半分近くまで埋まっていてコレがいっぱいになったらこの募金は終わるのだろうかと疑問に思う。
……いや、終わっていいんじゃないでしょうか！
「A、聞きたいことがあるんだが……今、大丈夫か？」
『時間は大丈夫ですけど……聞きたいこと、ですか？』
聞きたいこと、と言っているので解雇通知とかではなさそうだけれど。私に答えられるのかな。
特にこの梵天という組織について、とかだったら全然知らないのだけど……。ウン、自分の職場なのに知らないのはどうかとは思うよ？でも、特に詳しい説明もなく気が付いたらここに立っていたからね……。
「難しいことは聞かないからそんなに身構えなくていい」
『答えられるといいんですけど……』
余程、困った顔をしていたのか鶴蝶さんが小さく笑う。
……顔が整ってる人が軽く微笑むのってどうしてこんなにも破壊力があるんですかね？？
「何個か質問があるから、それに答えてくれ」
『はい』
こうして始まった質問コーナーですが、鶴蝶さんが最初に言ってくれた通り難しいものは何もなく。
簡単な自己紹介から始まり、いつからここで働き出したのか、採用を決定したのが誰か知ってるか、住み込みとなっているが部屋はどこを使っているのか、ここを志望した動機は、家族構成は、とまぁ面接ですか？と聞きたくなるような質問内容ばかりだった。
コレって、履歴書とかに書いてません？
……あれ、私、履歴書書いた記憶ないな？？
何はともあれ鶴蝶さんからの質問だったので全部に答えましたよ。
露木A、25歳。趣味は料理、ショッピング。ショッピングは仕事が忙しくて最近は行けていないけれど……。
働き出したのは2ヶ月ちょっと前くらいからで、採用の決定？はよく知らない、親戚のおばちゃんと望月さんが面接官みたいな感じだった。あれ？ってことは決定者は望月さんかな？
住み込みの部屋は、厨房のすぐ隣で扉一枚開けば玄関ですね。志望動機……なのかはわからないけれど、私が料理好きなのを知っていたおばちゃんに誘われて。
家族構成は、両親は子供の頃他界。今は親戚のおばちゃんだけ、以上です！
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瑠璃(プロフ) - 初めまして。とても楽しく読ませていただきました。できれば続編希望します。 (5月18日 22時) (
レス) id: f3335c8e16 (このIDを非表示/違反報告)
アカネ(プロフ) - 終わったんか🥺 (2023年3月20日 22時) (レス) @page42 id: eb117a410a (このIDを非表示/違反報告)
さくにょ(プロフ) - にじさーん！！オプチャのサツキです。大分前にコメしたことがあるんですが・・ホントに更新楽しみにしてます！お時間ある時でいいのでいつまでも待ってます！ (2023年2月18日 22時) (レス) @page42 id: 075aa05b66 (このIDを非表示/違反報告)
ノア - ほんっとに面白くて最高の作品に出会いました！！続き楽しみです！！ (2023年2月16日 23時) (レス) @page42 id: a500e3a75b (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - 最高です大好きです文才が天才すぎます、、良ければお時間ある時に更新お願いします、、完結までついていかせてください、、 (2023年2月11日 17時) (レス) id: 5c55cc0d78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にじ
| 作成日時：2022年7月28日 0時
