第95話【 一日目終了 】 ページ20
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その後は、オウラのお付きの人…名前はヨハンさんと言うらしい。彼に集合場所まで案内してもらい、着いたら着いたで長らく待たせてしまっていた彼等からのタックルを喰らったのは言うまでもないだろう。
彼等、とは言ったが正しくは彼女。アリアからのタックル…いや、
「 もぉ、Aくん!どぉして電話にも出てくれなかったの?! 」
『 あー…何か、持って来たと思ってたんだけど部屋に忘れて来てたみたいでさ 』
「 A君、せめて僕のアイポンは必ず持ち歩いて欲しいな。連絡が取れないと心配してしまうからね 」
『 ……気を付けます 』
アリアとユーリの言葉に素直に謝罪を述べる。
が、正直な話。アイポンは
まぁ、これを言ってしまえばどんな目に遭うか分かったものでは無いので黙っておくに限る。
Aが集合時間になっても姿を表さない為、大分遅れての開始となった昼食。いや、先に食べててくれて良かったんだけど。申し訳なくて食べずらいわ。
遅めの昼食が終われば、また各自で別れての個別レッスン。俺は騎士団の宿舎に戻り、グレンに付き添い仕事を見学する。
ロイスとフレアは仕事がまだ終わらないらしく、今日は顔を出さないらしい。
『 あ"ー……ちょー疲れた 』
インターンシップ一日目終了。
与えられた自室のベッドへと身体を投げ出し、暫く目を閉じる。一日中動き回っていた足は、これ以上動く事を拒む様に鈍い痛みを伝えた。
しかし、このまま寝る訳にもいかず重い身体を引き摺ってシャワーで汗を流し軽く夕食を食べ歯を磨く。
後は寝るだけだ、と言う所まで準備を済ませて再びベッドへと倒れ込む。やはり、慣れない事をした後は無性に眠くなる。
『 明日も結構早かったし……寝よ 』
ふかふかの布団へと身体を
アイポン達は勿論、全て電源を落とした。理由?アイポンを貰った次の日、電源を入れたまま寝たらその日の朝。けたたましいモーニングコールが部屋に鳴り響き、軽く騒音問題になり掛けたから。
幸い、この部屋には備え付けの目覚まし時計が置いてあったので遠慮なくそれを使わせて貰う。
まぁ、なかったとしても目覚まし時計は常備済みなのでAとしては問題なかったのだが。
そしてAは、意識をゆっくりと暗闇へと落とした。
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ぱるむ(プロフ) - 続きを!!!!!! めっちゃ好きです!! (2021年6月29日 22時) (レス) id: fc15dafcd2 (このIDを非表示/違反報告)
白羅(プロフ) - 初めまして、楽しんで読ませていただいています。このシリーズの1作目が投稿された時からお気に入りで何度も読み返しています。完結状態ですがアイディアが浮かび次第更新して頂けたら嬉しいです。気長に待ってます。 (2021年1月30日 17時) (レス) id: dff74dac63 (このIDを非表示/違反報告)
真昼の空 - オリジナルだけどキャラ設定とかも凝っていてすごいです!!これからも更新楽しみにしてます!頑張ってください!! (2020年10月14日 14時) (レス) id: 8540b78713 (このIDを非表示/違反報告)
ケロロ - 何度読み返しても面白いです!更新楽しみに待ってます! (2020年9月30日 3時) (レス) id: e9685f451b (このIDを非表示/違反報告)
アイス - このあとの展開がめちゃくちゃ気になります! 更新を楽しみに待ってます! (2020年5月29日 18時) (レス) id: 1301bbdf34 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にじ | 作成日時:2018年3月2日 0時