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豊臣Side
Aちゃんの勝ちって言われた後、一番に下に降りたのは酒井やった
俺らも酒井に続いてホールに降りた
酒井「A、大丈夫か？A、」
酒井は壁に持たれて座っているAちゃんに声をかけてるけど、Aちゃんはうつむいたまんま
気を失ってるんやろか、けど左手首はしっかり握ってて床に赤黒い液体が垂れてる
酒井「A、」
酒井がAちゃんに声をかけ続けてる間に、教室に居た特進の奴らが全員ホールに降りてきた
全員が心配そうにAちゃんを見つめるけど、ホールに響くのは酒井の声だけ
その静寂を破ったのは、榊原やった
榊原「なぁ、保健室連れて行かね？手当しねぇと、」
上杉「確かに出血がひどいな。酒井、保健室に連れて行こう。」
上杉が呼びかけると、酒井はゆっくり立ち上がった
榊原がAちゃんをそっとお姫様抱っこして、2人でホールを出て行く
本多がその後を着いていき、結局全員で保健室に行くような形になった
みやび「Aさん…」
豊臣「…みやびちゃん、」
みやび「…」
豊臣「そんな顔しとったら、Aちゃんに心配されてまうで？」
俺はみやびちゃんに明るく話しかけた
みやび「…」
豊臣「Aちゃんにお疲れ様って言ってあげようや。1人で頑張ってたんやで？」
みやび「…でも、」
上杉「碓井は勝ったんだ。盛大に祝ってあげようじゃないか。」
毛利「うむ。暗い顔で祝われて嬉しいものなどおらん。」
みやび「…、そうでございますね。」
他の何人かもうまく合わせてくれて、みやびちゃんの顔を明るくすることに成功。
けど、やっぱり俺らもAちゃんのことは心配やわ
俺らが保健室に入ると、井伊が驚いた様子で質問してきた
井伊「お前らどうした、」
本多「碓井が倒れちまってよ。」
榊原「さっきの旗印戦だ。」
酒井「…」
榊原がAちゃんをベッドに寝かせて、俺は救急箱をベッドの近くの机に置いた
Aちゃんの服の袖をそっとめくると、手首に包帯と革の腕輪みたいなのがついてた
これ、もしかして酒井とお揃い？
酒井「秀吉、そこどけ。」
豊臣「、ちょっ」
俺がAちゃんの手首を見つめてたら、酒井が俺を押しのけてベッドの横の椅子に座った
黙々と作業し始め、包帯を外した所で動きが止まる
Aちゃんの手首には、縫い繋いだような奇妙な傷があった
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串(プロフ) - あんずさん» お待たせしました〜。不定期更新でごめんなさい… (2022年9月5日 5時) (
レス) @page35 id: 0223b6f8e6 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - やった！更新された！いつもありがとうございます (2022年9月3日 21時) (レス) id: 4439453481 (このIDを非表示/違反報告)
串(プロフ) - 青晴空 さん、今急いで編集しました！ご指摘ありがとうございます (2022年8月27日 15時) (レス) id: 0223b6f8e6 (このIDを非表示/違反報告)
青晴空(プロフ) - オ リ ジ ナ ル フ ラ グたってますよー (2022年8月27日 14時) (レス) id: 06dde910e2 (このIDを非表示/違反報告)
串(プロフ) - ＠さくら さん、ありがとうございます。 (2022年8月27日 14時) (レス) id: 0223b6f8e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：串 | 作成日時：2022年8月26日 18時
