二十六描き ページ13
沖田Side〜
Aさんは野郎から姉上の事を聞いたと言った。
会って間もない奴に、過去を話したという事か。
不思議と怒りは無く、何故か安堵感があった。
アイツが簡単に過去を話ちまうような人だ、Aさんは余程不思議な人なのかという考えが濃くなる。
現に、チャイナも色々話しているように見える。
『あ、沖田さんの事、描いてもよろしいんですか?』
…本気にするとは。
でも描いてもらいたいと思っていたのは事実だ、お言葉に甘えるとしよう。
「いいんですk
「Aいいアルカ!?こんな奴描いても得なんてしないアルヨ!寧ろ損になるだけアル!」
クソチャイナが遮って来やがった。
『神楽ちゃん…』
Aさんも苦笑している。
「いいんですかィ?描いてもらっても」
『もちろん!私でよければ』
「…Aがいいなら...
おいクソサド!Aに描いてもらえる事を有り難く思えヨ!」
「テメェは何様のつもりでィクソチャイナ」
「あ"あ"!?」
・
・
ASide〜
沖田さんは、どんな色になるだろうか。
そんな事考えていると、二人はこんな河原で乱闘を始めた。
流石に止めよう。
『二人共、やめよう?』
…止まる気配はない。
もう一度声をかけよう。
『…二人共?』
…自分でもびっくりするぐらい低い声が出た。
こんな声出せるんだ私。
「すいやせんでした/ごめんアル」
『…じゃあ、沖田さんを描くのは神楽ちゃんが描き終わってからでいいかな?』
「わかりやした。
俺はもうコイツの面見たくないんで行きまさァ。」
「あ"!?」
この二人は仲が良いやら悪いのやら。
「ありがとうございやした、Aさん。描き終わったら土方にでも言ってくだせェ」
『分かりました。こちらこそありがとう!』
沖田さんは振り返えらないまま手を振って去っていった。
「A、優しいアルナ」
『え?何が?』
「…いや、何でもないアル。」
そういえば、気になった事があるんだった。
『ねえ神楽ちゃん』
「何アルカ?」
「近藤さんがストーカーみたいな事言ってたけど…どういう意味?」
近藤さんの話は十四郎から少し聞いたけど…
「あー…」
そう言うと、神楽ちゃんは思い出したように話し出した。
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みきたつ(更新停止中)(プロフ) - iceblast5さん» 返信遅くてごめんなさい、そしてわざわざコメント、ありがとうございます!貴方様も、どうか体調にお気をつけてお過ごし下さい! (2019年2月7日 21時) (レス) id: 58c2806fad (このIDを非表示/違反報告)
iceblast5(プロフ) - また読めて嬉しかったです!寒い日ばかり続きます、お身体ご自愛くださいませ(>_<) (2019年1月30日 23時) (レス) id: 69d49e1d20 (このIDを非表示/違反報告)
みきたつ(プロフ) - iceblast5さん» 待ってくれる方がいるのはありがたいです…本当にありがとうございます! (2018年12月13日 20時) (レス) id: 23625b9f72 (このIDを非表示/違反報告)
iceblast5(プロフ) - 自分が納得行く結果が出せるように集中してください(。>д<)待っていますね♪ (2018年12月13日 19時) (レス) id: 886ffa0a54 (このIDを非表示/違反報告)
みきたつ(プロフ) - 実花さん» ありがとうございます!!! (2018年12月7日 20時) (レス) id: dab6b26021 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みきたつ | 作成日時:2018年9月29日 23時