＊【あほの坂田】あほの坂田さんがセクハラしてきます。＊

変態33＊ ページ35

甘いです。
苦手な方は飛ばしてください。


＊


それからご飯を食べて、歯磨きをして、あっという間に夜になった。


『……なんで泊まるんだろ』



今更なことを口にしながら布団の上に座る。


さかたんの方に向くけど、スマホに熱中している。
…先に、寝ちゃおうかな。


『さかたん、私寝るね』


「あ、待って！」


と、腕を掴んでくる。


なに、かな…。

言いたいことでもあるの…？


だなんて考えていると、少し乱暴に私の口に唇を押し付けられる。



『……んっ………』



さかたん…！？

急に何を…。


胸板を押し返すもそれは全く無意味。



部屋に鳴るリップ音は私の恥ずかしさを増させるだけであった。


さかたん本当突然どうしたの…。




「……ねえ、一緒に寝よ…？」



耳元で囁かれたその言葉。


吐息がかかってくすぐったい。



耳が弱いの知ってるの…？



『へ、変なことしないでよ』


「しないしない！」



そう言って私の布団に入ってきた。



変なことされなきゃいいけどな、


…というかもうされたも同然なんだけど。

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