検索窓
今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:8,880 hit

四曲目 ページ4

.






女というのは面白い生き物だと思う







「あ、あれ佐々山Aじゃない?」




「わ、本当だ」




「この前さあんたの好きな俳優、小笠原海のさInstagramに載ってたよね写真」




「売れないくせに男だけはしっかり捕まえてんの」




「ダンサーの佑亮のストーリーにも載ってた!」




「本当キモいんだけど笑」







好きな俳優、アイドルと私が仲が良ければ




腹が立つらしい




そんなに羨ましいいなら自分たちで歌でも作って芸能人にでもなればいいのに








晃一「よ!Aっち!」





がっつりと肩を持たれて何だと振り返れば


吉野晃一





…なんだ、もう幻滅でもしたと思ったのに





『何そのダサいあだ名』




晃一「もー朝から冷たいなぁー


じゃあなんて呼んだらええ?」




『普通に呼んでくれればなんでも』





だって仲良くするつもりないし





晃一「なぁ、お前さ


もうちょっと愛想よくせーや」




頰をつままれ、


睨みつけると相変わらずヘラヘラ笑っていた






「ねぇ、bullettrainの晃一君じゃない?」





「わ!本当だ学内でみれたの久々!」




「かっこいー!

でもあの女だ」





なんだこいつそんなに大学では人気なの?





『愛想よくする必要ないでしょ?』





晃一「愛想よくしたら陰口も減るで?」





周りを見渡してから言う





『別に気にしてない』





晃一「本当か?笑


だってさっきも下向いて歩いとったやん?」





煩いな




だからあんたには関係ないじゃん






『そんな奴らの機嫌とってどうすんの?笑』





苛立ちの為か、



少し声を張ってしまった




それがいけなかったのか周りがざわつく







「聞いた今の」




「性格悪っ笑笑」





あー…めんどくさい




またネットにいろいろ書くんでしょ?








晃一「機嫌とる?


それはちゃうでA。



何の為に曲を作る?


それは人それぞれや、


やけど作った曲を聴いてくれはるってことはほんまにありがたいことや


リスナーがいるから俺らは曲を作り続けられるんや


お前はそれを分かってへん」





吉野晃一からさっきまでの笑みは消えていて




真剣に音楽を語っていた





「本当晃一君カッコいい!」




「もっと言ってやれ!あんな女」






あぁやばいかも




また心拍上がってきた




これは発作くるな






『…っ、は、

もう関わってこないで?笑』




発作が起きる前に走ってその場を離れた

五曲目→←三曲目



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (51 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
215人がお気に入り
設定タグ:超特急 , 吉野晃一 , コーイチ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ぽん | 作成日時:2018年1月1日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。