* ページ44
.
ガープは悔しさの余り、目に涙を溜め、震えていた。
そして、その表情を見たエースは動揺し、ガープの名を呟いたのだった。
「………今更、妙な気を起こせばお前とて容赦せんぞ。ガープ」
「……フン。やるならとうにやっとるわ!!!」
.
Aは移動中、あることに気付く。
遥か上空から人の……声?
「……………あかん。俺疲れとるわ」
『…………』
二人は空を見上げ、思考停止した。
「だからおめーはやりすぎだってんだよ!!💢」
「こいつの瞬きのせいだ」
「ヴァターシのせいにする気!!?クロコォ!!!💢」
「どーでもいいけどコレ死ぬぞ!!下は氷張ってんだぞ〜〜〜〜!!!」
「……………え」
この血生臭い戦場で、余りにも間抜けな声が出たエースだった。
「ああああああ……あ!俺ゴムだから大丈夫だ!!!」
「貴様1人で助かる気カネ!!!何とかするカネ〜〜!!!💢」
「てめぇの提案なんて聞くんじゃ無かったぜ麦わらァ!!畜生ォ!!!」
「こんな死に方ヤダッチャブル!!!誰か止めて〜〜〜〜〜ンナ!!!!」
ドッパァアァ…ン!!
一隻の軍艦が大きな飛沫を上げ、着水したのだった。
「う…海だ!!!助かった!海に落ちたぞ!!」
「何でここだけ氷ねぇんだ!?」
「氷に叩き付けられて死ぬかと思った!!」
「登れ!よじ登れ!!地獄の水責めに比べりゃ何でもねぇ!こんな海!!」
「ハァ…ハァ………いた…!」
「ルフィ!!!」
「エーース〜〜〜〜!!!やっと会えたァ!!!」
『……………フッ』
「……何笑うとんねん」
『意味が分からなさすぎて逆にツボった……』
眼前を手で隠しプルプルと震えるA。
笑いすぎて涙まで流す始末。蘇芳は呆れていた。
「助けに来たぞ〜〜!!!」
「ぎゃははははは!!!世界よ、覚悟しろ!!!」
「流石に総戦力!!ハンパじゃナッシブルね!!!」
ルフィを筆頭とした脱獄囚達がずらりと並んだのだった。
.
266人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Miho/ミホ(プロフ) - 今出ている話を全て読ませていただいたんですが、最高に面白いです…!!!!オリジナルキャラの蘇芳がめちゃくちゃ好きです!物語も面白くてドキドキしました!これからの更新楽しみにしています!頑張っください!! (2022年8月17日 20時) (レス) @page20 id: 42a2ebe18e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:斉和 x他1人 | 作成日時:2022年5月21日 23時