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『おやおや。7番隊隊長のラクヨウ氏にお褒め頂けるとは…大変光栄ですね』
Aは先程避けた鉄球を見る。鉄球に棘と更には顔があり、大きな口をガブガブと動かしている。え。かわいい。
『見た目に反して、随分かわいい武器をお持ちで』
「あ？ああこいつか？ははは！かわいいなんて言う奴ぁお前が初めてだ！！」
『え、かわいいのに…』
心なしか鉄球が頬を染めた気がした。え、自我があるの？
まあそれは良いとして(良くはない)、隠し持っていた3つの棒をカシャンカシャンと繋ぎ合わせた。
「お、武器なんて持ってたのか」
『流石にその鉄球に素手で挑むのは無謀かと。海楼石で出来た9尺棒です』
お互い話を止め、視線を合わせる。
一瞬の静寂。
先に動いたのはAだった。
(っ、早ぇ！)
ラクヨウは押し倒され、棒を顔面スレスレの所でガンッ！と突き立てられる。
「……おーおー。戦場のど真ん中で色っぺーことしてくれんじゃねぇか」
ラクヨウに馬乗りになったAは口を開いた。
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「……は？」
伝えられた言葉に疑問符で返すラクヨウ。
『信じなくても結構です。…ただ』
「ただ？」
『一度口に出したんならやらなきゃ気が済まない
「……」
この血生臭い戦場で、名前も知らぬ女海兵が、屈託なく笑うものだから、ラクヨウは呆気にとられてしまった。
「ラクヨウ！」
「ハルタ！」
ハルタが二人に近付き、Aに斬りかかる。
素早く退避し、臨戦態勢に入るA。
「悪ぃな。油断した」
「なに暢気なこと言ってんの！？いい加減にしてよ！」
ぷくーとむくれるハルタ。
『…それじゃ、お願いしますね！』
「は！？」
隊長2人を前にして、立ち去る海兵に理解出来ず、素っ頓狂な声を出すハルタ。
「は！？なに！？どういうこと！？ラクヨウ！！」
「とりあえず戦うことに専念しとけ。理由は説明すっからよ」
ハルタは納得いかない
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Miho／ミホ(プロフ) - 今出ている話を全て読ませていただいたんですが、最高に面白いです…!!!!オリジナルキャラの蘇芳がめちゃくちゃ好きです！物語も面白くてドキドキしました！これからの更新楽しみにしています！頑張っください！！ (2022年8月17日 20時) (
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作者名：斉和 x他1人 | 作成日時：2022年5月21日 23時
