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蘇芳のその表情に見惚れるブライアー。
(ああ……ずるい
ブライアーは涙をぐっと堪え、笑った。
「……蘇芳さんを慕う気持ちはこれからも変わりませんから。覚悟していて下さいね」
目を見開く蘇芳。そして、ふと笑い、言葉を続けた。
「お手柔らかになぁ」
Aは二人のやり取りを見て優しく笑い、湯呑みに入った温くなった茶を喉に流し込んだ。
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「…中将！！やはり…おられません！！」
「おられませんで済むか！！何処へ行ったんだ！！あの人は！！」
「自転車がありませんので、恐らく……海へ」
「五老星に早く連絡を！！！」
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「………また、あの男か。どうせ見物だろう」
「まったく……自分の立場をどう考えておるのか……そう易々と動かれてはたまらん」
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キコキコと自転車を漕ぎ、鼻歌を歌いながら海を進むその男は、危うくイルカを轢きそうになる。
「おっとっと。ごめんよ」
そして、ある人物の手配書を見て呟いた。
「……はぁ……碌な奴ぁいねぇな……この一族は」
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同時刻。Aは兵士達の訓練をしていると、伍長が慌てた様子でこちらに走ってきた。
「A君！！！」
『伍長さん。どうしました？』
「赤犬大将に君を呼ぶように言われたんだが……何かしたのか？」
『……ふぁっ！？』
.
コンコンと扉をノックする。
中から“入れ”と声が聞こえ、扉を開けた。
『失礼しま………した』
「ちょっとォ〜閉めちゃダメでしょうがァ〜」
「ふざけてないで早く入らんか」
溜め息を吐き、再び入室する。
『黄猿大将もいるなんて聞いてませんが』
「まァ〜あっしのことは置いといてェ〜」
「今はあの馬鹿のことじゃけぇ」
『
深く溜め息を吐き、椅子に凭れるサカズキ。
「……そうじゃけぇ。毎度手を煩わせるが、連れ帰って来てくれるか」
「はっはっはァ〜クザンってAの言うことしか聞かないからねェ〜」
いや〜…めんどくさいなぁ〜もう〜。
「A、顔に出てるよォ〜」
『あ、ごめんなさい。つい』
「……頼んだ」
『……行って参ります』
さて、
はぁ……めんd(ry
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Miho／ミホ(プロフ) - 今出ている話を全て読ませていただいたんですが、最高に面白いです…!!!!オリジナルキャラの蘇芳がめちゃくちゃ好きです！物語も面白くてドキドキしました！これからの更新楽しみにしています！頑張っください！！ (2022年8月17日 20時) (
レス) @page20 id: 42a2ebe18e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：斉和 x他1人 | 作成日時：2022年5月21日 23時
