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うずまきのボタンが付いた黒い制服を身にまとい、蒼い瞳を丸いサングラスで隠した五条悟は現在呪術高専2年生になっている。
｢何って、お迎えだけど｣
『お迎えは頼んでありますよ……あれ？』
そう言って辺を見回すも、校門周辺にはいつも迎えに来てもらっている車が見当たらない。
今日のように学校が遅かったとしても連絡もせずに何処かに行くなんてことはありえないだろう。
となると原因は
『……一応聞きますけど、お迎えの車は？』
｢帰ってもらったけど？｣
『本当に何やってるんですか貴方は』
｢だって今日は任務早く終わって暇だったからAと一緒に帰ろっかなぁって。偶には歩いて帰ろうぜ運動不足め｣
色々と言い返したいところではあるが、蠅頭を祓うのと同じでキリがないので言葉を飲み込んだ。
『あー…もういいです。それより、帰りにスーパー寄りますけど構いませんか』
｢おっ、まさか真面目ちゃんが帰りに寄り道？いいのかなー？先生にチクッちゃうぞ？｣
『煩いです。貴方はとりあえず今度
｢大丈夫大丈夫。あの人｢五条さんなら安心してお嬢様をお任せ出来ますね｣って言ってたし｣
『え、そうなんですか』
｢うん嘘だけど｣
『ぶん殴りますよ』
｢痛ぇ！？殴ってんじゃん！！｣
一瞬でも彼を信じた私が馬鹿だった。
脇腹を軽く殴って歩き始める。
◇◇◇
スーパーに入ると、悟は私に視線を向けた。
｢で、ここで何買うの？腹減ってんならウチに来いよ。好きなもん食わせてやるから｣
『違いますよ。明日校外学習があるんです』
｢校外学習？そういやこの前言ってたな｣
『ええ、近所の民家とか回って地域の歴史を学んだ後、公園で暫く遊ぶんですよ。だからその時のお菓子を買おうかと』
｢うわぁ何その前半ダルそうな行事｣
『前半ダルいから後半にご褒美としてそういうの入れてるんでしょうね』
｢こんな淡白な小学生見たことねえよ｣
『今更でしょ、ほらカゴ持ってください』
少々乱暴にカゴを押し付けた。
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怠慢のにぼし(プロフ) - 緑の白猫さん» ご感想ありがとうございます！そう言っていただけて、構成に頭を悩ませた時間も無駄ではなかったのだと嬉しく思います。 (2021年2月23日 22時) (
レス) id: 8a1e62ce6d (このIDを非表示/違反報告)
緑の白猫 - ストーリーの構成も上手いし、時間軸の移動の仕方も上手いしで…。堪らなく大好きな一作です! (2021年2月23日 21時) (レス) id: 41276e8159 (このIDを非表示/違反報告)
怠慢のにぼし(プロフ) - 琥珀さん» こちらこそ初めまして(*´ч ` *)こちらは五条悟オチになります。嬉しいお言葉ありがとうございます！本当に励みになります (2021年1月20日 10時) (レス) id: 8a1e62ce6d (このIDを非表示/違反報告)
琥珀 - 怠慢のにぼしさん初めまして、この小説は五条悟オチですか？続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年1月20日 10時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怠慢のにぼし | 作成日時：2021年1月19日 20時
