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彩羽「ほら、最後なんだからもっと笑え!」


「うん、でも………」






結局、大我は体育祭を休んだ。

















和也「京本の分は頼んだぞ」







今日の二宮先生は、ひどく普通だった。






普通、少しは落ち込むでしょ。学校生活最後の体育祭に全員揃わなかったんだよ?





ちょっとムカつきながら、私はきゅっとはちまきを締めた。






…とこで気付いた。















「…フォークダンスのペア決まってない」






















彩羽「だと思った。だから松村と踊りな?」


「え、でも彩羽が…」


彩羽「だーいじょうぶ。あたし田中誘ってくるから!」







トイレで入念にまつ毛を上げていた彩羽に相談すれば、そういうことで!と私の背中をぽんと叩いて、隣のクラスへ消えて行った。

私が大我を誘うから、と彩羽は北斗と踊る予定だったのだ。





申し訳ないことしたな。









……大我と、踊りたかったな。





























「………ということ、です」



北斗「じゃあ…、よろしく」







教室に戻って、北斗に状況を説明した。
京本来れなくて残念だったね、とぎこちなく言う北斗。
北斗は何も知らないのだろうか、大我のこと。




「………、北斗!!」



リレーのメンバーに呼ばれて、どこかに行くところだった北斗を呼び止めた。



呼び止めたはいいが、結局、聞きたいことは聞けずじまいで。








「ぁ…、えっと…。リレー、頑張れ」















北斗「一番取るから、見てて」









4月よりもはるかに明るく、大きくなった北斗の背中をただ見送ることしかできなかった。

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あんじゅ(プロフ) - mayu11172000さん» コメントありがとうございます♡Part2はまだ下書きの段階なんです…ごめんなさい(><)もう少しお待ちくださいっ!!! (2022年5月11日 8時) (レス) id: b8ed25930e (このIDを非表示/違反報告)
mayu11172000(プロフ) - パスワードを教えていただきたいです!楽しみにしています😻 (2022年5月11日 2時) (レス) @page28 id: 1d2423b3c9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あんじゅ | 作成日時:2022年4月1日 2時

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