最低最強そのにじゅうろく ページ6
＊
「顔色、良くなったね。」
「ありがとう、傑。」
任務場所で傑達と合流すると、
彼は私の顔を見て、此方も安心したように
笑ってくれた。勿論そこには五条もいる
けれど彼はなにも言わずに黙って視線を逸らしていた。それもそうか、と気に止めていなかった。
「さて、じゃあささっと片付けますか。」
四人集まった所で、目の前に聳え立つ廃墟を
見上げた。任務場所であるそこは禍々しい雰囲気に
包まれていて、自然と緊張感が走った。
「まずは一人１階ずつ行こう。危険だと判断したら
すぐに近くにいる誰かを呼ぶこと、いいね？」
「うん、」
傑の問いかけに強く頷いた。
この雰囲気でわかる、ここに潜む呪霊の強さ。
これは一筋縄ではいかないだろう、
と言っても私達はお互いの強さを良く理解して
信じあっている。だから、離れていても
信じて戦えるはずだ。
「俺は非常階段登って最上階に行く。
お前らは適当に行けよ。ソイツと傑は
イチャつきながら二人で行けば？」
「はっ、勝手にすれば？」
こんな時にもくだらない戯言を吐き捨てて
勝手に進む五条に苛立ちながらも、相手にするだけ無駄だと適当に言い返した。
「いこう、」
私達は緊迫した空気の中、それぞれの
階へと足を進めた。
＊
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2561人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
鈴神(プロフ) - 焼き鳥さん» だいぶ落ち着いてきたのでこれから頑張ります、、！よろしくお願いします！！ (2021年8月21日 20時) (
レス) id: c20e30a6a0 (このIDを非表示/違反報告)
鈴神(プロフ) - ちるさん» すっごく遅くなってしまってごめんなさい(汗 ありがとうございます！！ちまちま頑張るのでよろしくお願いします！ (2021年8月21日 20時) (レス) id: c20e30a6a0 (このIDを非表示/違反報告)
鈴神(プロフ) - 神無月さん» ありがとう！！不定期だけど頑張ります！最後までよろしくお願いします！ (2021年8月21日 20時) (レス) id: c20e30a6a0 (このIDを非表示/違反報告)
焼き鳥(プロフ) - 一人暮らし‥！大変そうですね‥お体にお気をつけて下さい！ (2021年3月29日 21時) (レス) id: 99af87c35a (このIDを非表示/違反報告)
ちる(プロフ) - はじめまして！無理しない程度に更新頑張ってください！楽しみに待ってます！ (2021年3月29日 0時) (レス) id: 62ada1e19e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：鈴神 | 作成日時：2021年3月8日 11時
