第218χ ページ39
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夜、みんなが寝たあと、私は中々眠れず1人海岸に来て、座って水平線を眺めた
いかだ完成したのはいいけど、どうなるんだろ
いかだ班と島班別々になって行動したら、それこそ斉木くんは何も出来なくなってしまうかもしれない
そうなったら本当の終わりだ
そんな事を考えていると、斉木くんが瞬間移動で現れた
《うわっ？！びっくりしたぞ》
｢あ、ごめん。寝れなくて｣
斉木くんは手にノコギリを持っていた
｢そのノコギリ……どうするの？｣
《ちょっとな。いいから寝ろ》
｢何かするなら私も手伝うよ……！｣
《いやいい。君に手伝える事は何も無い》
｢私、不安で寝れないの……だから手伝わせてよ｣
《……大丈夫だ。全員助ける》
｢何か作戦あるの？｣
《明日の為に体力を回復させとけ》
それは寝ろって事……？
｢わ、私も行く……！！｣
斉木くんといた方が、安心する
手伝いたい
《やれやれ……さっきも言ったが、全員助ける。君もだ。だから安心して寝ろ》
｢…………｣
《……わかるな？》
優しく言われ、頷くしか無かった
斉木くんがそう言うなら、絶対助かる……！
｢おやすみ、斉木くん｣
斉木くんは向こうへ歩きながら片手を挙げた
これから何をするかは知らない
きっと私の事を考えて何も言わなかったんだろう
だから敢えてしつこく聞かない
でも……
｢気をつけてね！斉木くん……！！｣
うーんでもやっぱり何するか気になる……
ま、寝よ
安心したら眠くなってきた
───────
｢おっし！食料もコンパスも持ったな！｣
ああ……ついにこの時が来てしまった
これでも助ける事が出来るのだろうか
いや、斉木くんなら出来る……
信じよう
｢じゃあ行ってくるぜ！｣
｢気をつけてね窪谷須くん。みんなも｣
｢……おう！行ってくるな｣
｢必ずまた生きて会おうぜ｣
｢当たり前だ……あん？なんだ斉木……お前そんな汚れてたっけ？｣
《4日も外にいたらこんなもんだろ》
そういえば斉木くんいつの間に……！
あんなボロボロになって……何してたんだろ
｢さてあとはいかだに4人乗れるかどうか……よっと！｣
｢あれ？窪谷須くん……それ……｣
｢おー！いいぜ全然乗れるぜ！めちゃくちゃ安定してんよ！｣
｢それ救命ボート……｣
｢遭難者を発見しました！遭難者は9名！｣
｢うおおおお？！誰だてめぇぇぇ？！｣
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トマト(プロフ) - まつりさん» 是非読みたいです！こちらこそこんな素晴らしい作品と出会いできて良かったと思います！ありがとうございます！これからも応援します！ (2021年3月30日 10時) (
レス) id: 86cec7f9c8 (このIDを非表示/違反報告)
まつり(プロフ) - トマトさん» 読んで頂いてありがとうございます……！！書いていて良かったと改めて思いました(T_T)！とっても嬉しいお言葉……！！糧になります！！この後すぐ第6弾に移行してしまいますが、良かったら読んで下さいませ。更新頑張ります！！本当にありがとうございます！ (2021年3月30日 9時) (レス) id: 254ca2f352 (このIDを非表示/違反報告)
トマト(プロフ) - この作品が大好きです！毎日更新お疲れ様でした！更新を楽しみにしています！頑張ってください！ (2021年3月30日 9時) (レス) id: 86cec7f9c8 (このIDを非表示/違反報告)
まつり(プロフ) - 黒豆粉さん» わあああ嬉しいお言葉！ありがとうございます！！まさに今更新を楽しみにしてくださってる方はいるのだろうかと考えていたので自信になりました！タイムリー！！笑 ありがとうございます！頑張りますo(^▽^)o！ (2021年3月24日 22時) (レス) id: 254ca2f352 (このIDを非表示/違反報告)
黒豆粉 - 好きです！更新されるのを楽しみに待ってます！応援しています！頑張ってください！ (2021年3月24日 22時) (レス) id: a216a85358 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まつり | 作成日時：2021年3月20日 10時
