第175χ ページ45
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その後、1時間くらいみんなでホテルでだらだらし、20時頃に夜ごはんを食べに行った
ケーキバイキングも夕飯時間内に含まれている事を知らず、残り1時間しかない為私は黙々とケーキやコーヒーゼリーを食べまくった
勿論斉木くんも食べたいだけ食べたと思うけど、私のスイーツの食いっぷりには海藤くんもゆめのちゃんも引いてたな
そのままみんなで屋上プール
さすがに斉木くんも来た
しばらく4人でばしゃばしゃ遊んだ後、みんな並んで柵に手をかけ、景色を眺める
目の前に大きい船が通り、イルミネーションが七色にピカピカと光る
屋上から見てあんなに大きいんだから、目の前で見たら凄く大きいんだろうな……
奥の山も、手前の木々は電飾が飾られていて屋上プールからの眺めを助長している
よって屋上からの眺めは最高だ…………
温水プールといっても温泉の様な熱さで、身も心も暖まる
「最高だね……」
「この5人まじで最高だわ……」
「え、眺めじゃなくて?」
「景色はさっき見たわ」
「バスで1時間程度の場所なのにこんな所知らなかったな。ここならまた来年も来れるな!……って受験シーズンか」
「息抜きで来よう!」
「相変わらずチビは黄昏てんな〜!」
「空気を読めこのバカ!!」
「あ?空気なんて読めねぇだろ本じゃねぇんだぞ!やんのかコラ!」
「その小さい脳みそで考えろ貴様!」
「こんなとこでやめなって2人とも〜!!」
「あははっ」
3人は格闘しながらばしゃばしゃと奥の方へ行ってしまった
よく斉木くんと取り残されるな……
あの3人は活発で元気過ぎる
3人が揃うと中々着いて行けない
まぁそんな3人が好きなわけだけど
「……温かいね、斉木くん」
無言でこくりと頷く斉木くん
「この時期だから屋上プールはあんまり人いないね」
《出たら寒いしな》
「1月だからね……でもまた来たいなぁ。来年も2年生だったらいいのにね!」
《……さぁな》
……さぁな?
なんか話が噛み合ってない様な……
「斉木くんもそう思ってる?」
《微妙だな》
「微妙かぁ…………」
返事が微妙すぎてそれ以上の言葉が出てこなかった
私は、来年も2年生がいいなぁ
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まつり(プロフ) - 点P撲滅隊リーダー兼隊長兼事の発端者。さん» 読んで下さってありがとうございます!糧になりますー(*´˘`*)頑張ります!! (2021年4月23日 6時) (レス) id: 254ca2f352 (このIDを非表示/違反報告)
点P撲滅隊リーダー兼隊長兼事の発端者。(プロフ) - 更新頑張って下さい!! (2021年4月23日 0時) (レス) id: 162be80354 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まつり | 作成日時:2021年3月5日 9時