Ψ後の晩餐4

第132χ ページ2

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｢おじゃましまーす｣

｢あらおかえりAちゃん、くぅちゃん｣


Aさんは早速腕まくりをして母の夕飯作りを手伝う為キッチンに入る
これもだいぶ見慣れたものだ


リビングの椅子に座り、頬杖を着きながらぼーっと見ていると、Aさんは手を洗いながら口を開いた


｢そういえば、私も1日と2日オカルト部の合宿があるからおいでって鳥束くんから連絡来てたの。私全く関係ないし、オカルトとか怖くてやだから断ったんだけどしつこくて……結局行くことにしちゃった。斉木くんは1日から何の合宿？｣


そういえばさっきは合宿と言っただけで誰と行くとまでは話してなかったな


《偶然だな。僕もオカルト部の合宿だ》

｢えぇ？！嘘だ絶対偶然じゃないでしょ！！知ってたでしょ？！｣
(まぁ、斉木くんもいるならいっか……)

《バレたか》

｢てか斉木くんオカルト部だったの？一体なぜ……｣

《聞くな》

｢Aちゃん人参切ってもらってもいーかしらー？｣

｢はーい！｣


そういえば、Aさんはリングを指に付けることにしたらしい
チェーンを一々外すのがめんどくさいと言っていたが合図するこっちもめんどくさい

出来れば僕といる時は外して欲しいんだがな
そうはいかないらしい

しかしサイズ調整をしてもらったらしいが、そんな事して大丈夫だったのか？
まぁ、今のところ変わったところは無いが


……ん、またやってしまったな


最近、家ではぼーっとAさんを眺めることが多くなった
目の前で超能力が使えるようになったから気が緩んでいるのか……


目を逸らすと、カレンダーが目に入った

あのカレンダーに予定でも書いとくか


埋まった全ての予定を書き、見直した
うん、何回見ても最悪のスケジュールだな


｢う、うわぁ〜……｣


いつの間にか後ろにいたAさんの顔が凄い事になっている

引くんじゃない

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