第506χ ページ6
「やっと捕まったね……良かった……灰呂くん、凄いね」
灰呂の周りには人が集まり、歓喜に湧いている
《無謀にも程があるな全く……》
「まぁ、良かったんじゃない?捕まった事だし」
《結局騒ぎに巻き込まれてしまったか。静かに帰るのも楽じゃないな……だがまぁ悪目立ちするよりマシか……》
「私といつも一緒に帰る時点で静かじゃないでしょ」
《君はまた別の話だ》
僕が踵を返すと、Aさんも後ろから追ってきて隣から顔を覗かせる
「それってどういう「君たちもあの兄ちゃんの仲間かい?」
「え?」
《え?》
突然後ろから男の声が聞こえ、2人で振り向いた
───────
次の日の朝──
つまり今だが、僕の目の前には新聞がドンと置かれている
「灰呂と斉木と…なんか知らない女の子が強盗捕まえたんだって!!」
「斉木?!うわっすげーじゃん!!」
「新聞載ってるよほら!」
「あ、この女の子斉木と一緒に帰ってる所見たことあるわ!」
「え?!付き合ってんの?!なぁ斉木!!」
その後灰呂に"大変な目にあっちゃったね"と軽く言われた
本当にどうしてくれる
Aさんの事もバレてしまった
こんな事ならアイツらと帰った方がまだマシだ……
───────
その次の日から、Aさんと登下校時会うことは無くなった
Aさん曰く、ほとぼりが冷めるまで別々で行動しないと付き合っている事がバレるかららしい
正直、いつものメンバーは僕とAさんがいつも一緒に帰っている事は知っているし、そこら辺のモブには付き合っていることがバレてもどうでもいい
ただモブからいつものメンバーに知られるのは嫌だし、照橋さんの耳に届けばここみんズがどういう反応をするかわからない
嘘や隠し事が苦手なAさんも僕の超能力の事を言いかねない
よって妥当な判断だと思う
……が、帰り道が長く感じる
僕の帰り道は学校からAさんと会うまでの感覚だった
Aさんと会ってからのペラペラとうるさい長話はいつも聞き流しているから状況は今と変わらないはずだ
おかしいな
家が遠くなったのか?
いやそんな事は有り得ない
いつもの道、いつもの住宅街を通り自分の家に着いた
玄関にはAさんの靴がある
なんだ今日は僕より早いな
最近いつも遅いのに
僕も靴を脱ぎ、着替えのため自室へ向かった
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八分雨_(プロフ) - まつりさん» レスありがとうございます!!!!もちろん、絶対最後まで見ます!!!無理せずに頑張ってください!!楽しみにしています! (2021年8月21日 6時) (レス) id: 1ae85e2dd8 (このIDを非表示/違反報告)
まつり(プロフ) - 八分雨_さん» わぁぁありがとうございます……!嬉しいです!!Twitterフォローもありがとうございます!!嬉しいです!ちょっと更新滞ってますが……良かったら最後まで見てやって下さい! (2021年8月21日 5時) (レス) id: 254ca2f352 (このIDを非表示/違反報告)
八分雨_(プロフ) - 更新頻度めちゃくちゃに高くて今まで読んだ中で一番だったと思います!新参者ですが企画等、ぜひぜひ参加したいなと思いました!更新無理せず頑張ってください!小説のプレゼント企画すごく賛成です!長文失礼しました!ツイ名は八況です!よければ仲良くなりたいです! (2021年8月20日 21時) (レス) id: 1ae85e2dd8 (このIDを非表示/違反報告)
八分雨_(プロフ) - こんばんわ!こちらのシリーズ小説通しで読んで楽しませていただきました!原作のものを少しずつ変えて書くのってすごいことだと思うので、めちゃくちゃ感動しました…!所々のお知らせ等も読ませていただき、Twitterの方もフォローさせていただきました! (2021年8月20日 21時) (レス) id: 1ae85e2dd8 (このIDを非表示/違反報告)
まつり(プロフ) - え?さん» わぁいありがとうございます!!長いですからね……お疲れ様でした!最近更新が止まっててすみません……これからも頑張ります(*^^*) (2021年8月18日 10時) (レス) id: 254ca2f352 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まつり | 作成日時:2021年7月3日 9時