第368χ ページ46
そのままほっぺは斉木くんの手で覆われ、じんわり暖かい
｢あああ暖かい…ね……っ｣
というか近いし何だろうこの空気ドキドキする……！！
もう頬の暖かさを超え顔全体が熱い
じっと私を見ていた斉木くんは、ゆっくりと顔を寄せて来る
それがどういう事か分からない程抜けてはいない
別に嫌がる理由も無く、ドキドキしながら目をギュッと瞑った
｢ん｣
ふに、と唇の感触
軽くて、一瞬だったけど、しっかりわかった
うっすら目を開けると、目の前の斉木くんもうっすらと目を開ける
互いにハッとなり、斉木くんは手をバッと引っ込めた
《……っ》
俯き、顔を手で覆う斉木くんにキュンとなる
こんなに焦ってる斉木くん初めて見たしこれは絶対照れてるよね……？！
その瞬間、ひゅぅううっといういくつもの音が鳴り響く
｢えっ？！何？！｣
《……ロケット花火だな》
見れば、近所迷惑になる為避けて置いていたロケット花火が全て色々な方向に打ち上がっていた
｢ちょっ！えっ？！やばいよこれぇ……！！斉木くんの仕業？！｣
《仕業とかいうな》
｢ちょっとAちゃん？！ロケット花火はダメって言った……あら、落ちたの…？｣
走って庭に出てきた女将さんは、私達の状況を見てポカンとしている
｢お、落ちました……そしてロケット花火すみません……｣
───────
｢ただいまぁー……｣
｢あ、おかえり〜｣
｢んだおめーら随分遅かったなうんこか？｣
｢おめぇAにそういう事聞くんじゃねぇーよ｣
やっぱり……
遅くなったからそろりと戻ってきたら、みんな不思議がっていた
いや、ゆめのちゃんは気づいている
だってめっちゃニヤニヤしてる……！
でも2人で花火をしていた事は気づいてないはず……
服もあの後斉木くんが乾かしてくれたし……
｢そういえば外で花火の音聞こえたよな｣
｢誰だよこんな時間に……礼儀がなってねぇな｣
｢夜中にブンブンしてた亜蓮が言える事か…？｣
｢しかもロケット花火だったよね〜危ないなぁ。Aと斉木くんは気づかなかった？｣
ぐっ……
それ、私達です…
｢きき気づいたよ！ほ、ほんとに誰だろうねぇ？！｣
一応はぐらかした
｢ま、もうやめたっぽいしいっか〜。ゲームも飽きたことだし、寝よ｣
｢なんだ大賀さん寝るのか。じゃあゲームはやめだな。俺も歯を磨いて来るとするか｣
｢お、海藤くん一緒に寝る？｣
｢なななな？！｣
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まつり(プロフ) - ueioeaiaaさん» わぁぁっありがとうございます！！私も記号を使った表現が好きではなくて……そこは気をつけております！そんなに見て下さってるんですか？！嬉しいです！！ありがとうございます(T_T)更新頑張ります！ (2021年5月8日 15時) (
レス) id: 254ca2f352 (このIDを非表示/違反報告)
ueioeaiaa(プロフ) - 斉Ψの小説で1番好きです！！キャラ保ったままで記号を使った表現(//など)もしていなくてとても読みやすいし面白いので何周もしてますほんとに大好きです！これからも更新がんばってください！応援してます! (2021年5月8日 15時) (レス) id: 7cbecda02e (このIDを非表示/違反報告)
まつり(プロフ) - 宇宙さん» ほんとですか？！ありがとうございます(T_T)！！過去一て……過去一て！！めちゃくちゃ嬉しいやつじゃないですかァァァ！！笑 ありがとうございます！是非短編も読んで頂けたら嬉しいです！！これからも是非見てやって下さい(T_T)！ (2021年5月3日 23時) (レス) id: 254ca2f352 (このIDを非表示/違反報告)
宇宙 - めちゃくちゃ面白いです！！過去一ハマりました！！まつりさんの他の小説も読んでみます！！！！！！！！！ (2021年5月3日 22時) (レス) id: b45fcda432 (このIDを非表示/違反報告)
まつり(プロフ) - わがはいはぬこさん» わー凄く嬉しいお言葉です！！(＞＜)ありがとうございます！！そんなお褒め頂けたら頑張っちゃいます！笑 ありがとうございます！ (2021年4月25日 10時) (レス) id: 254ca2f352 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まつり | 作成日時：2021年4月25日 9時
