第366χ ページ44
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｢ここがお庭だよ〜！広くて綺麗でしょ！｣
庭に着いて、自分のものの様に両手を広げて見せる
《うん》
｢それだけ？！｣
まぁいい……
｢そ！れ！でぇ〜……隠してたのはね……｣
服の中からやっと出し、斉木くんに見せた
｢花火！！｣
《花火？》
｢そう！斉木くんと2人きりでしたかったんだ〜！女将さんに許可貰ってきたの！｣
《隠す物でも無いだろ》
｢いいじゃーん！みんなでやるとすぐ終わっちゃうしさ、やろう？｣
返事を待たず、袋を開けた
1本渡すと、素直に受け取りすぐ火が着く
｢わっ！早っ！｣
私は女将さんから借りたライターで火を着けようとするが、チャイルドロックがかかっていて固く、中々着けられない
おまけにライターなんて初めて使うため、指が痛い
｢ぐぬぬ……固い！！｣
《放火しそうで怖いな》
｢下石畳だから大丈夫だもん……！｣
斉木くんが呆れて私を見ている間に、斉木くんが持っていた花火は終わってしまった
《はぁ。花火の先、あっちに向けておけ》
｢うん｣
斉木くんの言われた通りに向けると、パッと火が着いた
｢わっ！綺麗〜！ありがとう！｣
去年の夏休み思い出すなぁ……
｢まだ付き合ってなかったんだね、去年の夏｣
《だな》
｢なんか不思議な感じ……！あの時も幸せだったけど、今の方が幸せだなぁ｣
《……だな》
｢ね！…………え？｣
それは……
斉木くんもそう思ってくれてるって事？
｢斉木くんも幸せ？｣
《幸せが何かがよくわからんが……そうだな、楽しいとは思う》
花火の明かりに照らされフッと笑った斉木くんに、ドキッとした
その瞬間互いの花火が終わり、すぐ顔は見えなくなってしまった
斉木くんが楽しいって言うなんて……
珍しいっ……！
｢良かった。斉木くんが少しでも楽しいと思えてるなら｣
《君有りきだ》
｢！！…………えっ？聞こえなかった〜へへ｣
《調子に乗るな》
───────
手持ち花火を散々楽しんだ後、私はある勝負材料を出した
｢ねえ！これで勝負しよ！！｣
《パラシュート花火？》
｢そう！打ち上げると小さいパラシュートが出て来るんだけど、それを下でキャッチできた方がぎゅーされる！！どう？！｣
《君はいつもしてくるだろ》
｢そうだけど……！｣
《僕にメリットが無いな》
｢ねぇひどくない？！付き合ってよーっ！｣
《……まぁ暇だしな》
｢やったー！！｣
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まつり(プロフ) - ueioeaiaaさん» わぁぁっありがとうございます！！私も記号を使った表現が好きではなくて……そこは気をつけております！そんなに見て下さってるんですか？！嬉しいです！！ありがとうございます(T_T)更新頑張ります！ (2021年5月8日 15時) (
レス) id: 254ca2f352 (このIDを非表示/違反報告)
ueioeaiaa(プロフ) - 斉Ψの小説で1番好きです！！キャラ保ったままで記号を使った表現(//など)もしていなくてとても読みやすいし面白いので何周もしてますほんとに大好きです！これからも更新がんばってください！応援してます! (2021年5月8日 15時) (レス) id: 7cbecda02e (このIDを非表示/違反報告)
まつり(プロフ) - 宇宙さん» ほんとですか？！ありがとうございます(T_T)！！過去一て……過去一て！！めちゃくちゃ嬉しいやつじゃないですかァァァ！！笑 ありがとうございます！是非短編も読んで頂けたら嬉しいです！！これからも是非見てやって下さい(T_T)！ (2021年5月3日 23時) (レス) id: 254ca2f352 (このIDを非表示/違反報告)
宇宙 - めちゃくちゃ面白いです！！過去一ハマりました！！まつりさんの他の小説も読んでみます！！！！！！！！！ (2021年5月3日 22時) (レス) id: b45fcda432 (このIDを非表示/違反報告)
まつり(プロフ) - わがはいはぬこさん» わー凄く嬉しいお言葉です！！(＞＜)ありがとうございます！！そんなお褒め頂けたら頑張っちゃいます！笑 ありがとうございます！ (2021年4月25日 10時) (レス) id: 254ca2f352 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まつり | 作成日時：2021年4月25日 9時
