【実.況者】俺らの幼馴染みが馬鹿すぎた件【最/俺】 (ページ34)

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#34 -マリオ組- ページ34

キヨフジ主催の“どっちが私をドキドキさせられるか”大会がまた行われるそうで…。

フ「Aこっち来て」

キ「俺んとこ来いよ」

面倒な2人に言い寄られてます。
お前ら実写撮るから最俺ハウス来てんだろ？
だったらさっさと撮れよ。

『キヨくんもフジくんもめんどくさい』

本音を小声で言うとフジくんは泣き顔になり、キヨくんは目を見開いていた。
反応がいちいち大袈裟すぎる。
もう、本当面倒。

フ「なぁキヨ…俺らAに嫌われたの？」

キ「疲れてるだけじゃねぇの？」

フジくんは女々しいし、キヨくんは冷たいし。
なんなのコイツらっ！

フ「じゃあ俺が癒そぉ」

フジくんは「よいしょ」と言って立ち上がると壁にもたれかかって立っていた私の横に手をついた。
これっていわゆる壁ドンってやつﾃﾞｽか…。

フ「静かにしてて」

フジくんはそう囁いたあと私の耳を食べた。
フジくん上手すぎるからっ！
そんな技どこで手に入れたんだよ！

『んっ…ふぇ』

キ「邪魔だお前どけ」

私が思わず声を漏らしたとき、キヨくんがフジくんの頭をガッと掴んだ。
さすが182cm。
上から見下ろされたフジくんは怯んで退散した。

キ「消毒」

キヨくんはそう言うとフジくんが食べた方の耳を食べた。
ツッコミどころはいくつかあるが…。
“消毒”ってお前私の彼氏じゃねぇだろ。
あと…フジくんと関節キスしとるぞお前。

『はぁん…』

ダメだ。立ってるのも限界になってきた。
私は腰が抜けたかのようにその場に座りこんだ。

キ「フジぃこいつ持って帰っていい？」

フ「え？ズルっ」

『お前らいい加減にせい！』

私は思わずキレた。
その後2人ともその場に倒れこみ実写が撮れず、ヒラくんとこーちゃんにめっちゃ迷惑をかけることになりました。

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