16【芽生える関係】 ページ17
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「…どうしたんですか明日人さん、そんな面白い顔して。」
「面白い顔…、じゃなくて!」
頬を膨らませていたのを止めた明日人。
野坂はクスクスと笑った。
「いやー、二人みたいなザ・信頼関係!って言うのが何か格好いいなーって。」
「信頼関係…ね。」
「明日人さんにも氷浦さんや万作さん達が居るじゃ無いですか…」
「それとは違うの!何かさ…こう、スパイとかでありそうな雰囲気!」
明日人は指で拳銃を構えたり、スパイの真似事をした。
そんな明日人にAと野坂はキョトンとした後に声を出して笑った。
「え〜…何で笑うの!?」
「いえ…、つまり明日人さんはその様な相手が欲しい、と…」
「だって、野坂って西蔭も居るし一星も居るし、Aで三人目じゃん!羨ましい!」
「うーん…氷浦君なら明日人君に適任じゃないかな、彼、探偵好きだし…」
明日人は野坂の提案に首を振り、Aの手を掴んだ。Aは無表情のまま「えっ」と声を出して頬に汗を流した。
「俺、何となくAが良い!」
「えぇ〜…」
Aは少し面倒臭そうな顔をした後、明日人のキラキラと輝かせた目にフッ、と笑って答えた。
「……、良いよ、明日人さんの相棒になります。」
「!本当に!?やったー!」
「…ふふ、何をするのかは全く検討が付かないけど、面白いペア何じゃない?」
「そうだね…、勿論、悠馬との仕事は怠らないから安心してよ。」
「勿論。あ、あと…僕以外の男には名前呼びしないでね。」
最後の言葉にAは「えぇ〜…」と声を漏らし野坂を見つめたが逃げ足が早い事で野坂はもう居なかった。
そんな野坂に少し笑ってから、Aは明日人の相手をした。
(じゃあA、早速俺のサッカー見てよ!出来れば悪い所を見つけて!)
(いやスパイの真似事は何だったんですか…)
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アジア予選の決勝。
監督は何か『のっぴきならない理由』とか何やらで日本を抜けた。
だが何故か敵チームの監督になっている模様。
正直どうでも良いが、これで日本が世界に行けなかったら私がこのチームに入った意味が無い。
の で 、勝って貰う為に尽力しよー、とAは考えた。
「…2番の選手はフィジカルが…」
「成る程、ではこの5番が…」
前日に漸く手に入れたデータを野坂に伝えるA。
徹夜でパソコンをいじっていた為、目の下の隈が酷い。
試合が、始まった。
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- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
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Setsuki.(プロフ) - ice.11さん» いえいえ 笑 (2019年7月13日 12時) (レス) id: 77812d9344 (このIDを非表示/違反報告)
ice.11(プロフ) - Setsuki.さん» 初めて知りましたw何気に面白い知識、ありがとうございます! (2019年7月13日 11時) (レス) id: 14dbba7e04 (このIDを非表示/違反報告)
Setsuki.(プロフ) - どーもっ!← 度々失礼します!Setsuki.です!プリキュアって、変身にすごく時間かかっているように見えて物凄い速さで変身してるらしいです 笑 (2019年7月11日 18時) (レス) id: 77812d9344 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ice.11 | 作成日時:2019年7月3日 23時