体調不良【すとぷり】

〇さとみside ページ3

インターホンがなり玄関を開けるところんが立っていた

いつもと雰囲気が違う、それに少し顔が赤い。無理したなこいつ

自分から言って欲しい気持ちもあったし急いできたせいかもしれないと思ったため黙っていた。
動画を撮っているところんはトイレに向かった。やっぱり体調が悪いんじゃないかと心配になった。5分後なかなか帰ってこないから見に行こうとしたら帰ってきた

さっきより顔色が悪そうだ。やっぱり顔赤いよな。そろそろ聞いた方がいいよな

動画を撮り終えリビングでゲームすることになり台所で飲み物の用意をしていた。

こ「っ………」

ころんの声がして振り向くとしゃがみ頭を抱えるころんがいた
慌てて駆け寄る

さ「ころん！？おい、どうした？ひょっとして………さっきから気になってなんだけど熱あるだろ。」

こんなになるまで無理すんなっていつも言ってるのに

こ「………え？」

さ「来た時より顔赤いし」

さっきよりももっと赤い顔

こ「嘘でしょ………僕はてっきり寝不足だと」

さ「はぁ！？無自覚！？言ってくれるの待ってたけどまさかの無自覚だったとは」

こんなにしんどそうなのに無自覚とかある！？まぁ寝不足も原因だろうけど

突然俺の方に倒れてくるころんを慌てて受け止める

さ「ちょっ！危ねぇ！ってあっつ！何度あるんだよ」

服越しからでも伝わる純情じゃない熱さ

こ「はぁ、はぁ」

辛いのだろう。荒い呼吸をする

さ「とりあえずベッド運ぶぞ」

早く寝かしてやろうと体を持ち上げた

軽っ！ちゃんと飯食ってんのかよ

こ「いっ………」

痛そうに声をあげる。頭が痛いから動かすのは良くないのだろう

さ「ごめんな。頭痛いよな。ベッドまでは無理？」

こ「無理。これ以上動くと吐きそう……」

さ「ソファに寝かすぞ」

ソファに寝かすとすぐに眠りについた

脇に体温計を挟み体温を見ると

「39.8」

という高熱を出していた

本当に無理しやがって

氷枕を作り冷えピタを貼った。

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