太陽の笑顔を守るため

彼女の体験談 ページ4

ときは遡り…
ASide
帳が降りてトンネルに入った。最初はうわぁって思ったけど、中には行ったら静かで、ジメジメーってしてるけど、気持ちいい!!みたいな気分で歩いてた。楽しい！
〜♪通りゃんせ通りゃんせ
ここはどこの細道じゃ
天神様の細道じゃ
通りゃんせ通りゃんせここはどこの…
A『あれ…？ってわっ!!』
ムササビ？違う!!呪霊だ！！多分強くないなーって思って呪具使った。あんまり術式使いたくないんだよね…。
―パキン
A『え…?』
折れた。折れた!?嘘でしょ!?かったい！この呪霊。本体じゃないと思うけど、準一級ぐらい！？いや、呪霊自体は強くない。せいぜい2級。でも羽の先が刃なんだろうな。油断した術師を狩る…すごい進化だね。でもまずい、切られる。止まらず呪霊は来てる。これは死―
A『わっ…!!』
転んだ。石に躓いて。そしたら頭上ぎりぎりを呪霊が飛んでいって…。鳥肌立った。死ぬかと思ったぁ…!通り過ぎたあと立ち上がったら出口があった。そこを抜けてびっくり。
A『えぇ…???』
色がなく、音もしないし、誰もいない。あ、でも自分は色がある。古い集落かな?何十建の家がある。でも報告と全然違う。旧■■村は農村で、ここは建物がいっぱい。確かめようって思って何軒か走り回った。でも誰もいない。
A『どうしよう…』
そして気付いた。
A『あれ…ケータイが無い。そういや呪具もないじゃん!!』
あれ、終わった…??術式あるけど、やばくない…？

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