【鬼滅の刃】"隠し子"と呼ばれた最強の隊士

肆拾玖-49- ページ50

-不死川実弥side-




「クソがァ」




いくら聞き込みをした所で1つも鬼に関する情報が出てきやしねぇ。



確かに鬼の気配はするのに、そのしっぽがなかなか掴めねぇ。



その焦りからか苛立ってくる。



とりあえず、冷静になるために、遅めの昼飯にしようと、近くの食堂へと入ろうとした時、Aの鎹鴉……いや、うぐいすの一葉が飛んできた。



「どうかしたかァ……とりあえず、これでも飲んで落ち着けェ」



息切れしているこいつに水を飲ませる。





少し落ち着いてきたのかポツリ、ポツリと何があったのか話し出す。



アイツの本家の人間がアイツを誘拐したこと。


祭りや、生贄のこと。


正直、腹が煮えくり返りそうになった。


「……助けに行くかァ」


「待って……Aが……逃げろ……って……手紙……不死川さん……も逃げろって……」




何言ってやがる。隊士を見殺しになんざァできるわけが無いのに。



「お前ェ、それに従うのかァ」




「……Aが、逃げろ……という時はお館様に報告しろ……って時なの！だから……私は……」




そう言ってキッと俺を睨んだそいつは覚悟を決めた目をしてやがった。




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不死川さん……口調難しいですね( ´･ω･`)



続編行きます！

【鬼滅の刃】"隠し子"と呼ばれた最強の隊士-弐
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