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就活...
口角を上げて微笑む顔に不意に記憶がフラッシュバックした
「あっ、あ〜〜！」
「思い出すの遅いですよ」
やっとか、と言わんばかりに肩をすくめられた
でも私は本当に覚えてなかった
そこまでこの人の脳に居座り続けた自分がなんだか憎い
「よくご存知で...」
「あれだけ落ち込んでる雰囲気だったらインプットされちゃう」
「私そんなに暗かったですか」
「そうですね、割と気になった」
結構はっきり言うのね
この人が誰か知らないけど、他人に分かるくらい落ち込んでた自分に今度は笑える
「俺も苦労したなぁ なかなか決まんなくて」
「え、そうなんですか？」
「はい こんな優良物件なぜ採らないってイライラしてました」
「ふふっ 面白いですね」
「俺を落とした会社みんな見返すくらいデカい人材になってやるわとも思った」
「攻撃的(笑)」
それくらい思わないとやってられないよね、ってまた笑うから
私の気持ちはかなり軽くなった
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作者名：きぃた | 作成日時：2018年3月6日 11時
